JR東日本が運用している交直流通勤形電車。1995(平成7)年運転開始。
- 動力
- 電気方式: 直流1500V、交流20000V
- 集電装置: PS29
- 車両性能
- 最高速度: 120km/h(288km/hBeat)
- 営業速度: 120km/h(288km/hBeat)
- 加速度: 2.0km/h/s
- 減速度: -
- 車体
- 全長:
- 制御車 ‐ 20420mm
- 中間車 ‐ 20000mm
- 全幅: 2800mm
- 全高: 3690mm
- 車体重量: -
- 台車(M): DT61C
- 台車(T): TR246D
- 駆動機構
- 編成
- 保安装置
常磐線は取手以北が交流電化区間である。そのため取手以北の列車の本数は少ない。それにも関わらず人が大量に乗ってくるため常磐線中距離電車の混雑率は相当なものがあった。
そのため、東京への通勤圏として現実的な距離である土浦までの間に快速列車を走らせる計画が持ち上がり、それに対応する車両として作られたのがE501系である。これには、一部の老朽化した103系の更新の意味合いもあった。
登場当初の運用
E501系が登場すると早速上野〜土浦間の快速電車として運用され、所定の目的を果たすことができた。しかし、通勤形として開発されたがためにいくつかの問題点も発生した。
- 通勤形ということでトイレが用意されなかったため、本当に土浦以南でしか運用できなくなってしまった
- 他の車両と性能が違うため、列車ダイヤは旧来の車両に合わせたものとなり、本来の性能を発揮できない
そのためE501系の製造は1997(平成9)年を持って中止された。それ以降は土浦で運転系統を事実上分断するダイヤ編成にすることで土浦以南の列車本数を確保することになったのであった。
2007(平成19)年3月ダイヤ改正以降
時は流れ、つくばエクスプレスの開業が間近になるとJR東日本はE531系を大量投入してそれに対抗することになり、E501系はトイレ設置などの改造を施した上で今度は土浦以北の常磐線と水戸線で運用されるようになった。
在籍している鉄道会社
東日本旅客鉄道
関連する用語
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在来線
ドレミファインバーター