トンネル微気圧波
読み:トンネルびきあつは

 高速列車がトンネルに進入すると発生する現象。"トンネルドン" などとも呼ばれる。
 スラブ軌道のトンネルに高速列車が進入すると、それによって圧縮された空気がトンネルの出口方向へ伝わって空気鉄砲のような状態になり、トンネルの出口で "ドン" という音となって聞こえる。バラスト軌道東海道新幹線では起こらない。
 300系 "のぞみ" 運転開始時に山陽新幹線で問題になったが、このときはトンネルの出口を若干広げる工事を施したところ解決した。しかし、それ以上の高速運転をするためには、別の対策を採らないと解決しないため、500系では15メートルもある長大ノーズを採用し、700系やE2、E3、E4系などでは、先頭部の形状を工夫することによって解決した。

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