けいはんな線
読み:けいはんなせん
外語:Keihanna line

 近畿日本鉄道の路線の一つ。大阪市営地下鉄中央線の東大阪市・長田駅から、奈良県奈良市・学研奈良登美ヶ丘駅までを地下鉄規格のまま大阪市の代わりに延伸したような路線である。
目次

概要

情報

起点・終点

所属

特徴

由来
 元々は、近鉄の子会社だった東大阪生駒電鉄が長田駅から生駒駅まで建設した東大阪線が母体で、これを近鉄が吸収合併して開業させたものである。
 更に、生駒駅から学研奈良登美ヶ丘駅まで延伸開業を契機に、「けいはんな線」と改名された。
 相互運転を前提に中央線の規格で建設されており、中央線を含めた総称として「ゆめはんな」という愛称も付けられてはいる。

列車
 路線名と同名の「けいはんな線」とされる運行系統に加え、大阪市営地下鉄中央線からの地下鉄列車が乗り入れている。

のりかえ改札
 けいはんな線もれっきとした近鉄の路線だが、生駒駅などで乗り換えるためには、同じ会社でありながら、のりかえ改札を通る必要がある。
 これは、けいはんな線は加算料金が適用されていて料金が高く、不正乗車防止のためとされている。
 具体的には、建設に要した設備投資を回収するため、近鉄の通常の距離程運賃に加えて、次の加算運賃が適用されている。これは、けいはんな線のほか、鳥羽線も同様である。
 したがって、2015(平成27)年6月現在、長田駅〜学研奈良登美ヶ丘駅までは530円となる。奈良線の同程度の距離なら400円であるが、130円加算されるため530円となっている。

軌道法
 大阪市営地下鉄中央線の大阪港駅〜長田駅は、法的には鉄道線ではなく軌道線である。
 この路線と相互乗り入れを実施するけいはんな線も、国道308号を走る区間などは軌道線となっており、軌道法が適用されている。

計画
 現在の終点、学研奈良登美ヶ丘駅から東への延伸計画があり、駅は更に東へと延伸可能な設計になっている。
 元々この路線は、昭和46年12月 に示された「都市交通審議会答申第13号」に由来し、大阪市営地下鉄中央線を京都府の新田辺付近にまで延伸するという路線計画に基づいている。
 運輸政策審議会答申第10号では「京阪奈新線」として次の区間が示されている。
 生駒‐高の原…→木津方面
 生駒…祝園付近
 けいはんな線はこの一部として建設されたが、他の地域については全く目処が立っていない。

情報

駅の一覧

主な橋
 (未確認)

主なトンネル
 (未確認)

主な峠
 (未確認)

経由する自治体
大阪府
東大阪市
奈良県
生駒市 ‐ 奈良市

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