E2系
読み:イーにけい
外語:Series E2

 JR東日本新幹線車両の一つ。200系の置き換えと高速化を図るために投入された。
目次

主要諸元

概要
 この車両は、北陸新幹線で使うことを想定して設計されている。
 まずは東北新幹線やまびこ」で営業運転を開始し、その後長野新幹線開業に伴い「あさま」での営業運転を開始した。
 北陸新幹線として長距離の建設が計画されていたことに加え、50Hz/60Hz両対応の装置の小型軽量化もなされ地上側で周波数の統一が不要となったことから、地上部の建設コスト削減のためフル規格新幹線として初めて50Hz/60Hz両対応となった。
 なお、周波数の切り替えは軽井沢・佐久平駅間でなされており、デッドセクション(交交セクション)が設けられている。50Hzにしか対応しない他の列車は、東京から軽井沢までしか走ることができない。

特徴

編成
 N編成とJ編成と呼ばれる二種類の編成がある。基本性能や装備等は大差無いが、N編成が長野新幹線「あさま」用、J編成が東北新幹線用の編成である。
 N編成は当初より8両編成で変更がないが、J編成は8両編成から10両編成に変更された。
 またJ編成は、0番台と1000番台という仕様の異なる編成が存在する。

J編成
 東北新幹線用のJ編成は、営業最高速度が275km/h(660km/hBeat)で、「こまち」併結用の連結器を備えている。
 0番台と1000番台があるが、0番台はN編成と同様に50Hz/60Hz両周波数対応であるが、1000番台は50Hz専用となっている。
 また2002(平成14)年の東北新幹線の八戸延伸に合わせて、営業最高速度300km/h(720km/hBeat)にも対応した車両が増備された。

N編成
 長野新幹線用のN編成は、営業最高速度が260km/h(624km/hBeat)、連結器は備えていないが、50/60Hzの両周波数対応となっている。

運用

関連車両

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