新幹線
読み:しんかんせん
外語:Shinkansen
それまでの
幹線
に対し、新たに建造された幹線のこと。但し、現在は定義が広がっている。
目次
概要
特徴
運営会社
フル規格
ミニ新幹線方式
スーパー特急
車両の所有者
階層構造
三層構造
現状の構造
概要
「全国新幹線鉄道整備法」では、「その主たる区間を二百キロメートル毎時以上で走行できる幹線鉄道」と定義している。
また、「新幹線鉄道構造規則」では、軌間は1435mm、道路と平面交差してはならない、と定められている。
これらは「
フル規格
」の定義であり、最近は
ミニ新幹線
や
スーパー特急
も新幹線に含める風潮がある。
特徴
運営会社
新幹線を運営しているのは、次の四社である。
JR東海
JR東日本
JR西日本
JR九州
フル規格
現在フル規格で営業している新幹線は、次のものがある(順不同)。
東海道新幹線
山陽新幹線
東北新幹線
上越新幹線
長野新幹線
九州新幹線
これらは全て「運転系統の名称」である。「走る線路の名前」は、これと必ずしも一致しない(詳細は後述)。
ミニ新幹線方式
ミニ新幹線
方式の路線は、次のものがある。
山形新幹線
(奥羽本線 福島〜新庄間)
秋田新幹線
(田沢湖線+奥羽本線 大曲〜秋田間)
スーパー特急
昔は新幹線で「超特急」という呼称が使われ(今は廃止)、今も
英語
の車内放送では「This is the NOZOMI Superexpress, bound for Tokyo」のように使われている。
しかし、超特急と
スーパー特急
は別物であるらしい。
スーパー特急として正式に営業している路線はないが、
北越急行
がスーパー特急方式の実験線として建設され、高い利用率を示している。
車両の所有者
JR化直後は、新幹線の施設は新幹線保有機構の所有で、それを各JRがリースを受ける形だった。しかし
JR東海
が買い取りを希望したので、現在はフル規格の全線は各JRの所有となり、新幹線保有機構は解体された。
一方、山形新幹線、秋田新幹線は、線路や駅施設は自社(
JR東日本
)の所有だが、車両は地元の第三セクター会社の所有となっており、JR東日本がその車両を借り受けて営業する形となっている。
階層構造
三層構造
新幹線は、上から順に次の三層構造で考えることができる。
(3)列車名
(2)運転系統
(1)路線名
一部を例示すると、次のようになる。
階層名
主な例
(3)列車名
のぞみ
はやて
つばさ
(2)運転系統
東海道新幹線(2)
東北新幹線(2)
山形新幹線
(1)路線名
東海道新幹線(1)
東北新幹線(1)
現状の構造
現状の全てを以下に示す。列車名は、速い順に記す。
東海道新幹線 (路線名)
東海道新幹線
のぞみ
ひかり
こだま
山陽新幹線 (路線名)
山陽新幹線
のぞみ
ひかり
こだま
東北新幹線 (路線名)
東北新幹線
はやて
やまびこ
なすの
上越新幹線
(東京〜大宮)
とき
たにがわ
長野新幹線
(東京〜大宮)
あさま
山形新幹線
(東京〜福島)
つばさ
秋田新幹線
(東京〜盛岡)
こまち
上越新幹線 (路線名)
上越新幹線
(大宮〜新潟)
とき
たにがわ
長野新幹線(大宮〜高崎)
あさま
北陸新幹線
長野新幹線(高崎〜長野)
あさま
九州新幹線 (路線名)
九州新幹線
つばめ
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