コミックマーケット
読み:コミックマーケット
外語:Comic Market
日本最大の
同人誌即売会
。略して
コミケット
、
コミケ
。
目次
イベント情報
概要
趣旨
会場
特徴
準備会
法人化
発行出版物
関連する企業・団体等
専門用語
注意点
客はいない
帰るまでがコミケ
これまでとこれから
禁止事項
問題点
表現
エロ
徹夜
雨
その他
一覧
初期
東京国際貿易センター(晴海) 1期
東京流通センター(TRC)大展示場
東京国際貿易センター(晴海) 2期
幕張メッセ
東京国際貿易センター(晴海) 3期
東京ビッグサイト(有明)
イベント情報
趣旨 ‐
オールジャンル
同人誌即売会
主催団体 ‐
コミックマーケット準備会
/
有限会社コミケット
代表者
準備会代表 ‐
安田かほる
、
筆谷芳行
、
市川孝一
有限会社コミケット代表 ‐ 米澤英子(
ベルさん
)
開催時期 ‐ 年2回(盆、年末)、各2〜3日間
概要
趣旨
コミックマーケットという名前が付いているが、実際にはマンガ以外の
同人誌
やグッズ類も多数取引されている(今お読みの、通信用語の基礎知識もコミックマーケットに出展している)。
またコスプレなども容認されており、それぞれが、思い思いの楽しみ方をする場となっている。
会場
会場は、ある程度規模が拡大してからは
晴海
で行なわれるようになる。
そして一時期狭い晴海から千葉の
幕張メッセ
に移ったこともあったが、成人向け作品の問題があり、千葉の条例に基づき地元PTAからの圧力で会場を締め出され、元の狭い晴海に舞い戻ることになる。
そして展示場の移転に伴い1996(平成8)年の夏から会場が
有明
に移された。
特徴
準備会
法人化
元々は個人で行なわれ、法人格を持たない「
コミックマーケット準備会
」が運営していた。しかし規模が巨大化したことから、業務上やむを得ず法人化し、(有)コミケットが設立され、法人として準備会をサポートしている。
「コミケ」「コミケット」「コミックマーケット」は(有)コミケットの
登録商標
である。
イベント自体は年2回だが、殆ど一年中雑務に追われることとなる。
発行出版物
コミケットアピール
コミケットプレス
国際部アピール
企業対応部だより
設営マニュアル
設営申込書
さいと
チェンジ
月刊むぅ
関連する企業・団体等
便利社
共信印刷
フットワーク
ペリカン便
ヤマト運輸
まんがレポート
コミケットサービス
シーピーエス
(コミケプランニングサービス)
B-Maniacs
専門用語
スタッフや参加者の中では、他では通じないような様々な専門用語が飛び交っている。
時代により事情も変わるため、当然ながら死語も多数発生している。
(申し込み関係)
合体専用封筒
優先封筒
当落通知
白ラベル
(落選封筒)
(※死語)
色ラベル
(当選封筒)
(※死語)
サークル通行証
(会場関係)
東京ビッグサイト
エントランスホール
(入口。ここから西と東に別れて移動する)
ゴキブリホイホイ
(東展示棟とエントランスホールを繋ぐ通路)
ガレリア
(東展示棟の通路)
アトリウム
(西展示棟の吹き抜け)
東館
(
東展示棟
のこと)
西館
(
西展示棟
のこと)
ブロック
ブロック長
島
壁系サークル
壁サークル
外周サークル
ニセ壁
シルバーシート
お誕生日席
バミ
ダミーサークル
設営
(かつては前日設営と呼んだ)
設営マニュアル
設営申込書
(会場用品類)
ニンジン
トラメガ
コーン
コーンバー
スタッフ
拡大集会
合宿
導線
ゲル
バッファロー
カタログ
鈍器
季節商品
まんがレポート
(開催時期による分類)
夏コミ
冬コミ
春コミ
(机の上の張り紙)
赤紙
青紙
(歴史的用語、死語)
A館サークル
(晴海のA館) (※死語)
ガメラ館
(晴海の東館) (※死語)
ホテルビッグサイト
(※死語)
一次ゲート
(※死語)
二次ゲート
(※死語)
ブロックノート
(※死語)
コミケ部屋
注意点
客はいない
コミックマーケットに「客」は存在しない。スタッフ、サークル参加者、一般参加者、全てが「参加者」であり、イベントを盛り上げ、且つ「つつがなく」イベントを進行させるための責務を負っている。
また、会社や店ではないので、「社長」や「店長」もいない。
帰るまでがコミケ
家を出て、家に帰るまでがコミケである。
コミケは参加者が作る。参加者が暴走すれば、コミケを壊すことだってできるのである。しかしそれは誰も望んでいないだろう。
参加者として自覚をもち、次に繋がるよう皆が努力する必要がある。
特に、エロ紙袋などは持ち歩かないこと。帰宅途中の駅などには子供もいるのである。子供たちにそのような絵を見せつけることは、健全な大人のすることではない。
これまでとこれから
コミケは、2011(平成23)年の夏に80回目を迎え、さらに続いている。
しかしこれまで、大きな事故は一度もなく、大きな怪我をした者もなく、毎回50万人以上が集まりながら、一人も死人が出ていない。
ワンダーフェスティバル
ではビッグサイトの欠陥エスカレーターが大破したが、コミケでは一度もエスカレーターの事故を起こしていない。コミケでは、エスカレーター上を歩かないなど、安全に注意している。
コミケ参加者は、この、他では恐らく有り得ない記録を、今後も伸ばしていく責務を負っている。
禁止事項
コミックマーケット74カタログ1166ページに書かれた、Dr.モローのまんがによると、「やっちゃいけないコト。」は、以下の通り。
「法律で禁じられていることの他にも、コミケでやっちゃいけないことがいろいろあります。」とのことであるため、以下は必ず守らなければならない。
徹夜ダメ。
走っちゃダメ。
危険物持ち込みダメ。 サッカーボールや木刀やバット等もダメ
ガレリア
での座り込みダメ。 「ムリヤリ立たせますんでヨロシク。」とのことである。
暴れちゃダメ。 「即攻でK察行きです。」とのことである。
パフォーマンスダメ。 「そういうイベントじゃありません。」とのことである。
死ぬのダメ。 「家に帰ってから死んでください」とのことである。
問題点
世界有数の大規模
イベント
なだけあり、それに伴う問題も数多い。
表現
成人向けの本などに関しては、開場前にスタッフのチェックを受けたり自主規制により違法性を回避しているが、かなり際どいものも多い。
アニメパロディ(二次著作物)と同人グッズの版権問題なども、話題には事欠かない。
ただ、コミックマーケットは同人精神に則り、「表現の自由」を最大限に尊重する立場を貫いている。従って、違法性がない限り、成人向け媒体その他についても寛容である。
エロ
コミックマーケットでは常にエロ(男性向けの猥褻な同人誌)が問題視される傾向にあるが、コミックマーケットにおけるエロの割合は一説では全体の二割でしかない。少ないと思われるかもしれないが、これが現実であり、コミケでは男性向けエロは少数派である。男性は、このわずか二割のエロに群がっている。
全年齢、つまり一般向けは全体の三割である。
では残りの五割は何かというと、それはホモ(腐女子向けの猥褻な同人誌)である。
徹夜
毎回問題になるのが、徹夜である。
徹夜は毎回注意されるにも関らず、決して無くならない。
テントを張って徹夜する猛者もいる。冬は炬燵、夏には麻雀が出て、この騒音で会場周辺住民の苦情が大噴出している。
雨
かつては、コミケは決して雨が降らないイベントとして有名だった。
神通力を持つ者が老齢化したりした結果(かどうかは定かではないが)、雨も降るようになった。徹夜の日に雨に降られるという事態がここ数年頻発している。
さらには、有明上空だけ局所的に雨が降るという、従来と逆の現象まで生じるようになって来た。
もしかすると、徹夜組に怒って
米やん
が化けて出て雨を降らせているのかも知れない。
その他
その他にも、様々な問題が出た。
同人誌の商業化
法人ブースとアマチュアリズムという問題
時限発火装置や火炎瓶等による攻撃問題
circle.ms と
共信印刷
による利益の独占と、第三者参加の排除の問題
一覧
「春」は「春コミ」、「夏」は「夏コミ」、「冬」は「冬コミ」を表わす。コミケットスペシャルは数に含まれていない。
幕張以降現在に至るまで、夏と冬のみの開催であることから、
偶数
が夏、
奇数
が冬で定着している。
初期
使われた会場を併記する。
C1 (1975(昭和50)年12月21日) 虎ノ門日本消防会館会議室
C2 春 (1976(昭和51)年4月4日) 板橋産業連合会館
C3 夏 (1976(昭和51)年7月25日) 板橋産業連合会館3Fホール
C4 冬 (1976(昭和51)年12月19日) 板橋産業連合会館3Fホール
C5 春 (1977(昭和52)年4月10日) 大田区産業会館
C6 夏 (1977(昭和52)年7月30日〜31日) 大田区産業会館
C7 冬 (1977(昭和52)年12月18日) 大田区産業会館
C8 春 (1978(昭和53)年4月2日) 大田区産業会館
C9 夏 (1978(昭和53)年7月28日〜29日) 四谷公会堂
C10 冬 (1978(昭和53)年12月7日) 大田区産業会館3F/4F
C11 春 (1979(昭和54)年4月8日) 大田区産業会館3F/4F
C12 夏 (1979(昭和54)年7月28日〜29日) 東京都立産業会館台東館
C13 冬 (1979(昭和54)年12月23日) 大田区産業会館3F/4F
C14 春 (1980(昭和55)年5月11日) 川崎市民プラザ
C15 夏 (1980(昭和55)年9月14日) 川崎市民プラザ
C16 冬 (1980(昭和55)年12月14日) 川崎市民プラザ
C17 春 (1981(昭和56)年4月5日) 川崎市民プラザ
C18 夏 (1981(昭和56)年8月15日〜16日) 横浜産業貿易ホール
東京国際貿易センター
(晴海) 1期
記録不鮮明のため使用館については相違の可能性あり。
C19 冬 (1981(昭和56)年12月20日) 南館2F
C20 春 (1982(昭和57)年3月21日) 南館2F
C21 夏 (1982(昭和57)年8月8日) 新館2F
C22 冬 (1982(昭和57)年12月26日) 南館1F/2F
C23 春 (1983(昭和58)年4月3日) C館
C24 夏 (1983(昭和58)年8月7日) 新館1F・B館
C25 冬 (1983(昭和58)年12月25日〜26日) 東館
C26 夏 (1984(昭和59)年8月19日) 新館1F/2F・B館
C27 冬 (1984(昭和59)年12月23日) 東館
C28 夏 (1985(昭和60)年8月11日) 西館・新館1F
C29 冬 (1985(昭和60)年12月29日) 東館・西館
C30 夏 (1986(昭和61)年8月10日) 西館・新館1F/2F
東京流通センター
(TRC)大展示場
C31
冬 (1986(昭和61)年12月27日〜28日)
C32 夏 (1987(昭和62)年8月8日〜9日)
C33 冬 (1987(昭和62)年12月26日〜27日)
東京国際貿易センター(晴海) 2期
C34 夏 (1988(昭和63)年8月13日〜14日) 西館・新館1F/2F
C35
春 (1989(平成元)年3月25日〜26日) 西館・新館1F/2F
C36
夏 (1989(平成元)年8月13日〜14日) 東館・西館・新館1F
幕張メッセ
C37
冬 (1989(平成元)年12月23日〜24日) 第2‐5展示場
C38 夏 (1990(平成2)年8月18日〜19日) 第1‐4展示場
C39
冬 (1990(平成2)年12月23日〜24日) 第4‐7展示場
東京国際貿易センター(晴海) 3期
記録不鮮明のため使用館については相違の可能性あり。
C40 夏 (1991(平成3)年8月16日〜17日)
C41 冬 (1991(平成3)年12月29日〜30日) 全館
C42
夏 (1992(平成4)年8月15日〜16日)「
ジェノサイドコミケ
」
C43 冬 (1992(平成4)年12月29日〜30日) 全館
C44 夏 (1993(平成5)年8月15日〜16日) 全館
C45 冬 (1993(平成5)年12月29日〜30日) 全館
C46 夏 (1994(平成6)年8月7日〜8日) 全館
C47 冬 (1994(平成6)年12月29日〜30日) 全館
C48 夏 (1995(平成7)年8月18日〜10日) 全館 初の3日間開催
C49 冬 (1995(平成7)年12月29日〜30日) 全館
東京ビッグサイト(有明)
C50
夏 (1996(平成8)年8月3日〜4日)
C51
冬 (1996(平成8)年12月28日〜29日) これ以降、有明全館貸し切り
C52 夏 (1997(平成9)年8月15日〜17日) これ以降、夏コミ3日間が定着
C53 冬 (1997(平成9)年12月28日〜29日)
C54 夏 (1998(平成10)年8月14日〜16日)
C55 冬 (1998(平成10)年12月29日〜30日)
C56
夏 (1999(平成11)年8月13日〜15日)
C57 冬 (1999(平成11)年12月24日〜26日) 冬3日間
C58 夏 (2000(平成12)年8月11日〜13日)
C59 冬 (2000(平成12)年12月29日〜30日)
C60 夏 (2001(平成13)年8月10日〜12日)
C61 冬 (2001(平成13)年12月29日〜30日)
C62 夏 (2002(平成14)年8月9日〜11日)
C63 冬 (2002(平成14)年12月28日〜30日) 冬3日間
C64
夏 (2003(平成15)年8月15日〜17日) 全日雨の夏コミ
C65 冬 (2003(平成15)年12月28日〜30日) 冬3日間
C66 夏 (2004(平成16)年8月13日〜15日)
C67
冬 (2004(平成16)年12月29日〜30日) 豪雪の冬コミ
C68 夏 (2005(平成17)年8月12日〜14日)
C69 冬 (2005(平成17)年12月29日〜30日)
C70
夏 (2006(平成18)年8月11日〜13日)
C71
冬 (2006(平成18)年12月29日〜31日) これ以降、冬コミ3日間が定着
C72 夏 (2007(平成19)年8月17日〜19日)
C73 冬 (2007(平成19)年12月29日〜31日)
C74
夏 (2008(平成20)年8月15日〜17日)
C75
冬 (2008(平成20)年12月28日〜30日)
C76
夏 (2009(平成21)年8月14日〜16日)
C77
冬 (2009(平成21)年12月29日〜31日)
C78
夏 (2010(平成22)年8月13日〜15日)
C79
冬 (2010(平成22)年12月29日〜31日)
C80
夏 (2011(平成23)年8月12日〜14日)
C81
冬 (2011(平成23)年12月29日〜31日)
C82
夏 (2012(平成24)年8月10日〜12日)
C83
冬 (2012(平成24)年12月29日〜31日)
C84
夏 (2013(平成25)年8月10日〜12日) ジェノサイドコミケの再来
C85
冬 (2013(平成25)年12月29日〜31日)
C86
夏 (2014(平成26)年8月15日〜17日)
C87
冬 (2014(平成26)年12月28日〜30日)
以下は今後の予定
C88 夏 (2015(平成27)年8月14日〜16日)
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