銀河3号
読み:ぎんがさんごう
外語:<EUN><HA> 3<HO>

 テポドン2号改良型とされる、北朝鮮の開発した人工衛星打ち上げ用のロケット
目次

概要
 北朝鮮が、自国のミサイルである「テポドン2号」をベースに改良して開発したロケットで、銀河2号の更なる改良型とみられる。
 三段式で、銀河2号と同様、全ての段が液体燃料ロケットであることが判明している。
 一回目は失敗したが、二回目で遂に成功、北朝鮮を世界で10番目の国または地域とした。

諸元

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

由来
 2012(平成24)年3月頃、新たなミサイル発射の兆候が確認された。
 その後北朝鮮は、2012(平成24)年4月12日〜2012(平成24)年4月16日の午前7時〜正午の間に、衛星運搬ロケット「銀河3」で実用衛星「光明星3」を打ち上げると発表した。
 誰も衛星打ち上げとは信じないため、周辺各国が迎撃準備を急ぐ中、北朝鮮当局は、もし迎撃するような事があれば、即時に無慈悲な攻撃で断固懲罰する、と発表した。衛星打ち上げで、邪魔したら「無慈悲な攻撃」やら「断固懲罰」やらを主張する国や地域は世界では北朝鮮以外に無い。このため、誰も人工衛星の打ち上げとは信じなかった。
 1回目は失敗したが、2回目で成功したため、本当に衛星の打ち上げをしていたらしいことが判明した。但し人工衛星は軌道上で機能しなかったようである。
 3回目は2016(平成28)年2月7日だが、この時発表されたロケットの名前は、運搬ロケット「光明星」号だった。光明星号で光明星4号を打ち上げたという発表となっており、外部を混乱させる意図も垣間見られる。金正日総書記の誕生日を光明星節(2月16日)というため、これを強く意識した命名だろうと考えられている。

特徴

シリーズ

沿革

再検索