銀河2号
読み:ぎんがにごう
外語:<EUN><HA> 2<HO>

 テポドン2号改良型とされる、北朝鮮の開発した人工衛星打ち上げ用のロケット
目次

概要
 北朝鮮が、自国のミサイルである「テポドン2号」をベースに改良して開発したロケットである。
 三段式で、全ての段が液体燃料ロケットであることが判明している。
 一回使用されたが失敗、次は「銀河3号」として更なる改良が施された。

諸元

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

由来
 アメリカの偵察衛星は、北朝鮮北東部・平安北道 東倉里(<TONG><CHANG><LI>、トンチャンリ)に新規建設されたミサイル発射施設に、頻繁にトラックが出入りしていることを確認した。
 ミサイルを格納する大型コンテナーも確認されており、その大きさから、ミサイルのサイズはテポドン2号と同等以上と見られ、また当該施設で2008(平成20)年秋までにエンジンの燃焼試験が行なわれていることが確認されている。
 2009(平成21)年2月にはテポドン2号の発射準備を進めていることが発覚し、日本はSM-3搭載イージス艦やPAC3配備などで対応した。

特徴

状況
 ミサイルは、2009(平成21)年4月5日、北東沿岸部の咸鏡北道 舞水端里(<MU><SU><TAN><LI>、ムスダンリ)のミサイル発射施設「東海衛星発射場」より、東方向に一発を発射された。

失敗
 第一段を分離し日本を飛び越えたが、第二段の分離に失敗したらしく、第三段と共に太平洋に落ちたと見られている。
 詳細について当局は発表していないが、日本政府の発表した「追尾終了」は、つまりミサイルが太平洋に落ち、それ以降の追尾が不可能になったことを意味していると考えられている。

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