環状4号線 (横浜市) |
辞書:国土用語の基礎知識 一般道路名・関東神奈川編 (EWLTK) |
読み:かんじょうよんごうせん |
外語:Kanjo-4 |
品詞:固有名詞 |
横浜市の環状道路の一つ。横浜国際港都建設道路事業のうちの環状線として建設中の幹線道路である。
横須賀に近い横浜市金沢区から青葉区まで、横浜市の外郭部を環状に連絡する。
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情報 |
起点・終点 |
設計諸元 |
規制等 |
法定路線名 |
市道部は、既存道の拡幅や線形改良などが主なため、何かしらの既存の市道名が存在している。それが無い場所は新道建設箇所ということになる。
このうち、環状4号鴨志田線の起点部分(米軍上瀬谷支援施設付近)のみ現道がない
重複区間 |
通称 |
建設計画 |
この道路はコスト削減のため、既存の県道や市道を拡幅するなど有効活用し、不足分を新たに建設する方法で計画され、作られた。現在も鋭意建設中あるいは整備中である。
基本的には全区間が横浜市道18号環状四号線なのだと思われるが、市道18号として指定されている区間は一部のみである。
沿革 |
既知のもののみ。なお、現道の拡幅等が主なため、供用開始日以前にも道路は存在した。
状況 |
状況 |
この道路は、地域ごとに、次のように分類できる。
以下は、この分類ごとに状況を説明する。
多くの箇所で鋭意建設中だが、全線開通は2014(平成26)年の予定とされている。
神奈川県道23号原宿六ツ浦線 |
起点・六浦交差点〜公田交差点〜桂町交差点〜鎌倉女子大前交差点〜原宿交差点までの区間である。
公田桂町地区(栄区中野町から桂町、L=1,160m)は、現在拡幅工事中であり、うち神奈川県道21号横浜鎌倉線との重複区間(公田交差点〜鎌倉女子大前交差点)は2009(平成21)年7月22日に4車線化完成した。残区間(栄区中野町〜公田交差点)は立ち退かない家があるため、2010(平成22)年度内完成予定が大幅に遅延している。これを著している時点では、2015(平成27)年度内までが事業年度となっている。
終点方向を望む
起点方向を望む
原宿交差点の手前は大渋滞
原宿交差点〜深谷交差点 |
原宿交差点から終点までは横浜市道18号環状四号線で、この市道は県道と同格の主要地方道である。
国立病院機構横浜医療センターの西を通り、(かつての)ドリームランドの南東になる深谷交差点までの区間は、神奈川県道402号阿久和鎌倉線と神奈川県道403号菖蒲沢戸塚線が重複する。
周辺の案内標識にはr18の表示が見られる。が、原宿交差点の脇に立てられた標識は、上り用、下り用、共にr402となっている。
県道との重複路線という扱いになっているのかもしれない。
深谷〜下飯田(下飯田地区) |
環状4号線(下飯田地区)は、深谷交差点をそのまま北西方向に直進し、旧・横浜ドリームランド跡地と米軍深谷通信帯の間を抜けるように走り、横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅に至る区間である。
この区間は2006(平成18)年3月6日に開通した。開通式は前日3月5日の朝10時〜11時まで行なわれた。
なお、中和田南小のすぐ西の道路(横浜市道和泉町第11号線)は、この開通前は横浜市道18号だった。定かではないが、現行路線は当初計画とは異なる経路に変更されたのかもしれない。
下飯田〜八王子街道 |
この区間も計画幅員18mでかなり完成に近付いているが、一部に狭い所が残っている。
上飯田町広中塚から終点方向
そのためかむりやり2車線に絞って供用している区間もあり、誰が見ても明らかに無駄に見える。
幅員18mをむりやり2車線に絞って供用中
瀬谷中学校前交差点から市道八王子街道(国道16号八王子街道の旧道)と接続する海軍道路入口交差点までは「海軍道路」と呼ばれる。
元々は旧日本海軍が滑走路として利用可能なように作ったもので、幅員こそ広くないがこの道路は市内でも有数の長い直線道路である。今でも有事には滑走路として使うことができるらしい。
現在は、沿線には上瀬谷支援施設がある。ここは、以前は米軍上瀬谷通信隊と呼ばれていた。
なお、この区間は環状4号線の経路中で唯一、道路台帳に市道や県道としての線が引かれていない。主要地方道環状4号線との記載はあるが、元軍道ということで、事実上国道としての扱いが残されているのかもしれない。
この海軍道路、市内でも有数の桜並木の道路であるが、計画幅員まで拡幅する計画である。市は、並木は移植または伐採をする、としている。
海軍道路入口交差点から200m程度八王子街道を東に行くと再び北東に向かう道路があり、これが環状4号線となる。現時点では直通の道路はない。
なぜなら、道路を建設すべき場所に米軍上瀬谷支援施設(旧・上瀬谷通信隊)があるため、道路建設には市や県の範囲を超えた政治問題が関わってくるからである。
上瀬谷通信施設の土地は2004(平成16)年に返還方針は決まっているが、その返還時期は未定。ただ、返還前にも「共同使用」として、道路建設の目処が立ったとしている。
八王子街道〜終点 |
十日市場駅や青葉台駅前を通る区間である。終点まで現道が存在する。
特徴 |
接続する主な道路 |
道の駅 |
道の駅はない。
沿道施設、観光地等 |
主な橋 |
主なトンネル |
並行する鉄道 |
特になし。
経由する自治体 |
リンク |
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