国道16号のバイパス道で、横浜市から横須賀市まで伸びる自動車専用道路かつ一般有料道路である。通称は「横横」「横々」。横浜の横と、横須賀の横を取って繋げたものである。

目次 道路の情報 起点・終点 設計諸元 規制等 法定路線名 建設計画 沿革 通行料金 道路の情報 状況 ぼったくり道路 大赤字 割引実験 高規格な設備 横浜プール 道路の特徴 支線 接続する主な道路 高速道路、自専道 国道(一般道) 地方道 沿道施設、観光地等 主な橋 主なトンネル 主な峠 並行する鉄道 経由する自治体 インターチェンジなど 国道16号横浜新道 国道16号横浜横須賀道路 国道16号横浜横須賀道路金沢支線

道路の情報

キロポストに書かれる略号は「横々」。

起点・終点

• 起点: 神奈川県横浜市保土ヶ谷区狩場町(狩場IC)
• 終点: 神奈川県横須賀市馬堀海岸4丁目(馬堀海岸IC)
• 延長: 37.0km

「国道16号」としては、横浜を起点に時計回りに首都圏を巡る環状道路であるので、横須賀→横浜で横須賀側が起点方向となる。

が、横浜横須賀道路としての起点がそれと一致するとは限らない。キロポスト、IC番号は、横浜側から数えられている。

設計諸元

• 構造規格: 第一種第三級
• 設計速度: 80km/h(192km/hBeat)
• 道路幅員: ‐
• 車線数: 往復4〜6車線

規制等

• 制限速度: 未確認
• 最低速度: 50km/h(120km/hBeat)
• 標識規制: 未確認

法定路線名

• 一般国道16号横浜新道 (新保土ヶ谷IC〜狩場IC)
• 一般国道16号横浜横須賀道路 (狩場IC〜馬堀海岸IC(仮称))

「横横」のキロポストは、新保土ヶ谷ICが起点である。

建設計画

国道16号の混雑を解消することを目的とするバイパス道である。

開通当初は日野IC〜朝比奈ICの横浜市内だけであったことから「国道16号南横浜バイパス」と呼ばれていた。この区間開通の翌年、横浜横須賀道路と改名され、横須賀市の方へと延伸が開始された。

2009(平成21)年に馬堀海岸までの全線が開通したが、馬堀海岸から更に東に延伸し東京湾を渡る「東京湾口道路」(別名 第二アクアライン)などという構想(幻想)も存在する。

実際に、馬堀海岸ICは、将来的な延伸も想定した構造設計となっている。

沿革

• 1970(昭和45)年5月: 狩場〜朝比奈間の事業計画許可
• 1979(昭和54)年12月: 南横浜バイパス 日野IC〜朝比奈IC 供用開始
• 1980(昭和55)年: 横浜横須賀道路に名称変更
• 1981(昭和56)年: 狩場IC〜日野IC 供用開始
• 1982(昭和57)年: 朝比奈IC〜逗子IC 供用開始
• 1984(昭和59)年: 逗子IC〜衣笠IC 供用開始
• 1990(平成2)年3月: 狩場線(K3)が全線開通、湾岸線(B)とアクセス可能に
• 1990(平成2)年3月: 衣笠IC〜佐原IC 供用開始
• 1991(平成3)年3月26日: 金沢支線(並木IC〜釜利谷JCT) 暫定供用開始
• 1995(平成7)年: 横須賀PA供用開始
• 1997(平成9)年4月: 金沢支線4車線供用、堀口能見台IC供用開始
• 1999(平成11)年7月: 湾岸線(B)の西端部が金沢支線に接続
• 2000(平成12)年3月4日: 衣笠ICに三浦縦貫道路が接続される
• 2001(平成13)年10月: 湾岸線(B)が全線開通、湾岸線と直結され下道の渋滞が緩和
• 2005(平成17)年10月1日: 日本道路公団分割民営化に伴い所轄が東日本高速道路株式会社に変更
• 2009(平成21)年3月20日15:00(@291): 佐原IC〜馬堀海岸IC(L=4.3km)供用開始、全線開通

通行料金

普通車で「40円/km(税別)」である。

狩場IC〜佐原本線料金所(浦賀IC/馬堀海岸IC)の全線(32.7km)料金は、次の通り。

• 軽自動車: 1,150円
• 普通車: 1,400円
• 中型車: 1,700円
• 大型車: 2,350円
• 特大車: 3,850円

道路の情報

状況

首都圏方面と横須賀エリアを結ぶ高規格幹線道路である。しかし実際に走ればお世辞にも高規格といった雰囲気ではない。

暗く、道はデコボコ、オービスまである。そのくせ料金だけは超高規格。地元ではぼったくり道路として考えられており、ゆえに渋滞とは無縁である。

全区間、東日本高速道路株式会社が管理している。かつては日本道路公団が管理していた。

ぼったくり道路

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大赤字

「渋滞と無縁」ということはつまり、大赤字である。

なお、ぼったくり道路と考えている地元民には殆ど、赤字であることが知られていない。あんなに高いのに赤字になるわけがないと、皆が考えているからである。もちろん、地元民は下道を使う。

下の国道16号(現道)は慢性渋滞、そして湾岸を走る国道134号は夏の休日は凄まじい渋滞になるので、その場合は嫌でも使わざるを得ない。なお、その現道は横浜横須賀道路で儲けるため拡張する気は全くないらしい。

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割引実験

2005(平成17)年6月1日20:00(@499)〜2005(平成17)年9月1日06:00(31日@916)まで、狩場IC〜朝比奈ICと並木IC〜朝比奈JCT区間での「乗り降り」(乗るのも降りるのもこの区間内であることが条件)について、ETC車のみを対象に深夜割引実験が行なわれた。

実施主体は国土交通省・横浜市・日本道路公団で構成される「横浜横須賀道路(横浜地区)夜間割引社会実験協議会」だとされている。

20:00〜00:00と04:00〜06:00が約30%割引、00:00〜04:00は約50%割引だった。

高規格な設備

高料金な道路なので、設備は充実している。

道路のあちこちにHシステムやNシステムなどがあり、またオービスだけでは飽き足らず覆面パトカーも大量に走っている。

利用者が要求していない設備ほど潤沢に揃う傾向にあるようである。

横浜プール

大赤字を埋めるため「横浜プール」と呼ばれる料金プール制を導入している。

道路の特徴

支線

支線は二本存在するとされる。

• 横浜横須賀道路金沢支線
• 横浜横須賀道路戸塚支線

高速横浜環状南線は戸塚支線だとされるが、現時点では、公的な資料でこの名が確認できていない。

接続する主な道路

横浜横須賀道路の本線のみ(支線と横浜新道を除く)。市道については名前が変わることがあるが、調査時点での名前を記載している。

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高速道路、自専道

• 高速神奈川3号狩場線(K3) (狩場IC)
• 横浜横須賀道路金沢支線(圏央道) (釜利谷JCT)
• (高速横浜環状南線(圏央道)) (釜利谷JCT)
• 逗葉新道 (逗子IC)
• 本町山中有料道路 (横須賀IC)
• 三浦縦貫道路 (衣笠IC)
• (東京湾口道路)(計画路線)

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国道(一般道)

• 国道16号現道

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地方道

• 神奈川県道21号横浜鎌倉線(鎌倉街道) (日野IC)
• 神奈川県道23号原宿六ツ浦線(環状4号線) (朝比奈IC)
• 神奈川県道24号横須賀逗子線 (逗子IC)
• 神奈川県道27号横須賀葉山線 (佐原IC)
• 神奈川県道208号浦賀港線 (浦賀IC)
• 横浜市道平戸第486号線 (別所IC)
• 横浜市道東永谷第41号線 (別所IC)
• 横浜市道日野228号線 (港南台IC)
• 横須賀市道6836号 (横須賀IC)
• 横須賀市道6851号 (衣笠IC)

沿道施設、観光地等

• 日野中央公園 (日野IC)
• 日野公園墓地 (日野IC)
• 長浦湾 (逗子IC)
• 横須賀本港 (横須賀IC)
• 米軍基地 (横須賀IC)
• 走水海水浴場 (馬堀海岸IC)
• 防衛大学校 (馬堀海岸IC)

主な橋

高架区間が多い。

主なトンネル

• 円海山トンネル (神奈川県横浜市磯子区峰町〜磯子区氷取沢町)
• 横浜第1トンネル (神奈川県横浜市金沢区朝比奈町)
• 横浜第2トンネル (神奈川県横浜市金沢区東朝比奈3丁目)
• 横浜第3トンネル (神奈川県横浜市金沢区東朝比奈1丁目)
• 六浦トンネル (神奈川県横浜市金沢区六浦町〜逗子市池子4丁目)
• 東逗子トンネル (神奈川県逗子市池子4丁目〜逗子市沼間4丁目)
• 大山トンネル (神奈川県逗子市沼間5丁目〜横須賀市田浦大作町)
• 池田トンネル (神奈川県横須賀市池田町3丁目〜横須賀市吉井2丁目)
• 吉井トンネル (神奈川県横須賀市吉井2丁目〜横須賀市吉井4丁目)

主な峠

峠はない。

並行する鉄道

• 京急本線

経由する自治体

神奈川県

横浜市(保土ヶ谷区 ‐ 南区 ‐ 港南区 ‐ 磯子区 ‐ 金沢区) ‐ 逗子市 ‐ 横須賀市 ‐ 三浦郡葉山町 ‐ 横須賀市

インターチェンジなど

具体的なIC等は次のとおり。

国道16号横浜新道

• (12) 新保土ヶ谷IC (保土ヶ谷バイパス(直結)、横浜新道)
• - 狩場町オフランプ (国道1号現道)
• 1 狩場IC (高速神奈川3号狩場線(K3))

国道16号横浜横須賀道路

• 1 狩場IC (高速神奈川3号狩場線(K3))
• TB 六ツ川本線料金所
• 2 別所IC (横浜市道平戸第486号線、横浜市道東永谷第41号線)
• 3 日野IC (神奈川県道21号横浜鎌倉線(鎌倉街道))
• 4 港南台IC (横浜市道日野228号線)
• 4-1 釜利谷JCT (横浜横須賀道路金沢支線、→高速湾岸線(B)、高速横浜環状南線(計画路線))
• 5 朝比奈IC (神奈川県道23号原宿六ツ浦線[環状4号線])
• 6 逗子IC (逗葉新道、神奈川県道24号横須賀逗子線)
• 7 横須賀IC (本町山中有料道路、横須賀市道6836号)
• PA 横須賀PA
• 8 衣笠IC (横須賀市道6851号、三浦縦貫道路)
• 9 佐原IC (神奈川県道27号横須賀葉山線)
• TB 佐原本線料金所
• 10 浦賀IC (神奈川県道208号浦賀港線)
• 11 馬堀海岸IC (国道16号現道、東京湾口道路(計画路線))

国道16号横浜横須賀道路金沢支線

圏央道の一部。路線については横浜横須賀道路金沢支線を参照。

• (4-1) 釜利谷JCT (国道16号横浜横須賀道路、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)高速横浜環状南線(計画路線))
• TB 釜利谷本線料金所
• --- 金沢自然公園IC (金沢自然公園高速側駐車場)
• 4-2 堀口能見台IC (横須賀市道堀口第531号線、→国道16号現道)
• 4-3 並木IC (高速湾岸線(B)、横浜市道長浜第56号線、横浜市道長浜第99号線)

リンク

用語の所属
国道16号
横浜プール
関連する用語
東日本高速道路株式会社
Hシステム
Nシステム
国道134号

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