原宿交差点 |
辞書:国土用語の基礎知識 一般道路名・関東神奈川編 (EWLTK) |
読み:はらじゅく-こうさてん |
品詞:その他地名 |
神奈川県横浜市にある国道1号の交差点の一つ。
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概要 |
所在地 |
接続する道路 |
規格 |
特徴 |
立体化前 |
国道1号と環状4号線が平面交差する。
この付近の国道1号は往復4車線道路で、狭路ばかりの横浜市としては、これでも格別の広さを持つ道路であった。
しかし、藤沢・湘南以西と横浜以東を結ぶほぼ唯一の幹線道路でもあり、代替路線はなく、この道を通らざるを得ないという交通の要所とあって著しく混雑した。
特に原宿交差点は横浜市内の主要な幹線道路である環状4号線と交差するとあり容量不足が著しく、市内でも指折りの渋滞地帯となっている。
立体化 |
そこで、国道1号を拡幅し、中央を掘り下げ環状4号線の下を通すという立体化工事が実施された。
2008(平成20)年頃の完成が予定されていたが用地確保に手間取った。
2009(平成21)年4月4日に、まず上り線(東京方向)側のトンネルが開通した。
2010(平成22)年12月12日、遂にトンネルは全線開通した。
立体化工事 |
工事概要 |
国道1号を大幅に拡幅し、環状4号の下をトンネルで通過するルートを構築する(アンダーパス化)。
直進用のトンネル区間は上下各2車線の計4車線で、右左折用に、側道として地上の道路が各1車線用意される。つまり、国道1号は6車線となる。
国道1号は環状4号線の下を通ることになるので、地上部は空きスペースができる。一部は側道の右折レーンとなるが、それ以外は緑化される予定である。
車道切替工事 |
土地の買収が進められ、着工間もない頃は、従来通りの4車線で供用が続けられた。主として南側が精力的に買収されたようである。
国道1号の工事中状況、終点方向(2003(平成15)年8月24日撮影)
買収が進み、道路の舗装が終わったところで暫定的に供用が開始された。
拡幅して供用中、起点方向(2007(平成19)年2月12日撮影)
環状4号 終点方向
前後は国道1号、左右は環状4号線(2007(平成19)年2月12日撮影)
前後は環状4号線、左右は国道1号(2007(平成19)年2月12日撮影)
STEP1は作業帯確保が目的である。STEP2は歩道を南(住宅側)に移動するための工事が目的である。
STEP2で作られた新しい1車線を供用。土地の買収に成功した東側もそれに合わせて拡幅が行なわれる。
東西共に歩道が更に南(住宅寄り)に移動となり、合わせて電柱も移設された。左折専用レーンも移動され、これは直進・左折レーンとなる。
下りの直進・右折レーンと直進・左折レーンの間は3車線分は工事用の作業帯となる。
次は上り線のシフトが行なわれた。
交差点の位置は変えられないが、その東西について、中央を開けるようにルートの変更が行なわれた。
中央を掘削するため、その作業帯確保が目的である。
次は下り線のシフトが行なわれた。
二股に分かれたままだった下り線をシフトし、以前作られた左折レーン車道に並走するようになった。右折レーンも設けられている。
これにより中央に作業帯が確保され、車線の切替工事は一旦完了となった。
次は、トンネル掘削工事である。
トンネル掘削工事 |
2007(平成19)年12月に道路の切り回しが完了し、道路の中央部分に常設作業帯が確保された。
この時点で、上下線は各2車線で、上下共に右折レーンが設けられている。
掘削工事が始まる。
ちょうど交差点に接する付近、横浜側・藤沢側双方に、「鋼矢板」と呼ばれる仮設の鉄板を打ち込む作業(これを「打設」という)が行なわれている。
トンネル掘削の準備作業である。
「立坑」の掘削が完了したら、ここからハーモニカ掘削機を投入し、トンネル掘削の準備を開始する。
ハーモニカ工法によるトンネル掘削工事は、2010(平成22)年4月16日に全て完了した。
このトンネルは4m四方の小型のトンネルで、掘削機の解体、搬出を終えた後、この小型トンネルを繋げて一体化し、鉄筋コンクリート製の大型のトンネルに作り替えた。
2010(平成22)年12月12日、遂にトンネルは開通した。
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