首都高速道路のうち、高速湾岸線(B)と高速3号渋谷線(3)を結ぶ高速中央環状線(C2)の一部で、高速中央環状線の南側部分の計画名。ほぼ全線が地下となっている。
- 構造規格: 第二種第二級
- 設計速度: 60km/h(144km/hBeat)(ジャンクション及び出入口40km/h(96km/hBeat))
- 道路幅員: 30m
- 車線数: 4車線
- 制限速度: 60km/h(144km/hBeat)(予定)
- 最低速度: 設定なし
- 標識規制:
- 2004(平成16)年11月15日: 都市計画決定
- 2005(平成17)年6月17日: 都道の路線認定
- 2005(平成17)年9月14日: 自動車専用道路の指定
- 2005(平成17)年9月16日: 街路事業の都市計画事業認可
- 2006(平成18)年11月1日: 起工式
- 2015(平成27)年3月7日16:00(@333): 大井JCT〜大橋JCT 供用開始、全線開通
首都高速道路の料金区間であり、距離によって料金が変動する。
ほぼ全区間トンネルとなる。
起点の大井JCT〜北部陸橋付近は高架構造、北部陸橋付近〜終点の中央環状新宿線(C2)接続部はトンネル構造となる。
地図上では品川区西五反田で高速2号目黒線(2)と交差するが、ジャンクションは造られない。高速2号目黒線に入るには、五反田出口から出て、一般道経由となる。
この路線により、中央環状線は念願の環状路線となる予定。東京都は2016(平成28)年に五輪誘致を計画し、これに間に合わせるため2013(平成25)年度中の開通を目指していた。
2007(平成19)年6月21日、東京都は中央環状品川線シールドトンネル工事について、大成建設・東急建設・大豊建設・錢高組・みらい建設工業JVとの仮契約を解除する旨、発表した。
これは、防衛施設庁発注工事の談合事件で公正取引委員会が排除命令を出したゼネコン56社の中にこのJVの構成企業が含まれていた事によるもので、契約解除要件の社会的信用失墜に相当すると判断されたものである。
このJVは2007(平成19)年4月26日の開札で、予定価格673億7750万円のところに411億円を提示していた。低入札価格調査の対象となり落札は保留されたが、5月17日付で落札者に正式決定、都はJVと仮契約を結んでいた。
東京都は再公告し入札をやり直すことになった。
このトンネルは内回り用で、トンネル外径12.5m、延長約7967mとされている。
2010(平成22)年3月5日、中央環状品川線のトンネル掘削のシールドマシンが公開され、採掘を開始した。
このシールドマシンは、大井JCTから大井北換気所までの730mで、速度は1日10m。換気所でUターンし、1年後に地上に戻って来ることで往復のトンネルを掘ることになる。
通常、シールドマシンで掘削する場合は縦穴(発進立坑)を掘ってその中でマシンを組み立てて発進する。今回は新技術により、地上から直接シールドマシンを発進させた。
これにより工期が1年程度短縮でき、事業費も当初予定の200億円から130億円に抑えることができるとする。
談合事件で工事開始は遅延したが、2013(平成25)年度末完成の予定を変えることなく建設が進められていた。
シールドトンネルの掘削は完了し、予定通り工事完了次第開通の運びであったが、出入口工事や換気所工事において出水が発生した。
この対策に時間を要したことから、中央環状品川線の開通は1年延期され、2014(平成26)年度末に延期されることとなった。
大井ジャンクション周辺は高架である。
ほぼ全区間がトンネルである。
峠はない。
- 東京都
- 品川区 ‐ 目黒区
具体的なIC等は次のとおり。なおJCTには番号がない。
関連するリンク
中央環状線 C2インフォメーションセンター用語の所属
首都高速道路
高速中央環状線
関連する用語
高速湾岸線
中央環状新宿線
高速3号渋谷線
山手通り
環状第6号線