大山祇神
読み:オオヤマツミノカミ

 日本神話における神で、伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の息子のうちの一柱。大山津見神、とも書かれる。偉大な、山に住むの意。
目次

神話
 オオヤマツミのうち、ツは接続詞「の」、ミは神霊を意味することから、オオヤマツミは「大いなる山の神」を表わす。
 日本全国の山を管理するとされる山の神であり、同時に山の恵みたる水の神、そして田の神としても信仰される。
 神話にはあまり登場しないが、大山祇の子たちは再三登場する。
 同じく伊邪那岐命/伊邪那美命から生まれた女神、鹿屋野比売神(野椎神)との間に4対8神を生んでいるが、それ以外にも子が多数いるらしい。

生んだ神々
 知られる限りでの、主な子は次の通り。
 その他、大山祇神の子として神話に登場する神々は次の通り。
 また参考として、大山祇神から見て孫などにあたる神で著名なものを、頭に※を付けて併記した。

神社
 大山祇神は全国に一万社あるとされる山祇神社にて祀られているが、その中心は愛媛県の大三島に御鎮座する大山祇神社である。
 このほかにも全国各地の神社で祀られており、静岡県三島市の三嶋大社や、埼玉県久喜市鷲宮の鷲宮神社などで祀られる。鷲宮神社では合祀祭神のうちの一柱として祀っており、主な御神徳は、農業振興、とされている。

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