読み:トウ

 時に、長い訓読みがあるとして話題に上がる字。
目次

情報

漢字
 u9a63

意義
  1. 馬が躍る

概要

大漢和辞典
 大漢和辞典には、次のように書かれている。
 【〓】 45071 ト〓ウ ド〓ウ 〔海篇〕徒登切 ※韻の説明は「蒸〓、平聲」
 (一) 馬がをどる。〔海篇〕〓、馬躍也。
 (二) 騰〓(12-44915)の俗字。〔集韻〕騰〓、俗作〓。
 「うまがおどる」とあるが、馬が(ダンスを)踊るわけではなく、飛び跳ねたりする意の「躍る」を意味しているようである。

康熙字典
 康熙字典網上版には、次のように書かれている。
 〓 〔海篇〕徒登切音〓騰馬躍也
 音は、反切で「徒登」、直音法で「騰」としている。義は大漢和辞典に引用されているとおりである。

日本語

発音

熟語

補足
 「なんだかとっても!いいかんじ」では、「うまがおどる」という訓読みを与えている。この典拠は「漢字部屋」に訓として記されていたことによる。漢字部屋は、参考文献として大漢和辞典、漢字源、新大字典、新漢語林、中華字海を挙げているが、訓を拾った元を明らかにしていない。
 恐らく、大漢和辞典にあった義「馬がをどる」をそのまま訓としたものと思われる。訓読みとしては全く熟しておらず、コンセンサスも得られていない。

符号

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