娑竭羅龍王。女
読み:しゃからりゅうおう-にょ
娑竭羅龍王の娘で、その年わずか8歳の竜少女。妙法蓮華経 第五巻の "提婆達多品第十二" で説かれる。
彼女の語る上で重要なことは、この少女は、
- まだ子供である
- しかも女である
- その上に人間ではない畜生である
という三点である。
曰く、文殊師利菩薩はこの竜女は悟りを開いたと語るも、智積菩薩はこれに対し、お釈迦様のように長く難行苦行をし功徳を積んだならともかく、僅か8つの女の子が仏の悟りを成就するとは信じられないと語った。また釈迦の弟子の舎利弗も、女が仏になれるわけがないと語った。そこで竜女はその場で法華経の力により即身成仏し、それまで否定されていた女子供でも動物でも成仏ができることを身をもって実証した、と説かれている。
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