TD-LTE
読み:ティーディー-エルティーイー
外語:TD-LTE

 LTEの一種で、上り・下りの多重化に、時分割複信(TDD)方式を採用したもの。「3.9G」の一つである。
目次

概要
 TD-SCDMAを改良したもので、3G4Gの中間の技術となることから3.9Gや準4Gなどとも呼ばれる。
 TD-SCDMA自体は世界的な普及はしなかったが、TDD方式にはペアバンドが不要、上り/下りの非対称利用が可能、などのメリットがあるため、TDDのLTEが開発され、これが普及した。

特徴
 日本でも、ソフトバンクモバイルのAXGPや、UQ WiMAXのWiMAX 2+のように、他の技術でありながらLTE技術と互換性を持たせるサービスも登場している。このようなサービスでは、AXGPもモバイルWiMAXもTDDであることもあり、TD-LTEが採用されることが多い。
 China Mobile(中国移動通信)がTD-LTEのトライアルにバンド39を用いたため、TD-LTE対応としては、このバンドに対応させるベンダーが多い。
 代表的な端末としては、iPhoneではiPhone 5s/5cからTD-LTEへの対応が始まった。対応するLTEバンドは、バンド38バンド39バンド40である。
 日本のAXGPやWiMAX 2+ではTD-LTEにバンド41を用いており、他国でも徐々にバンド41が普及しつつあるため、今後はバンド41にも対応する可能性がある。

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