WiMAX 2+
読み:ワイマックス-ツープラス
外語:WiMAX 2+
UQコミュニケーションズによる、
WiMAX Release 2.1
のサービス名。
目次
概要
特徴
サービスモード
通信速度
周波数
概要
WiMAX Release 2.1というのは、WiMAXとは名ばかりで、事実上の
LTE
および
LTE-Advanced
である。
2013(平成25)年10月31日より、下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsでサービスが提供開始された。当初は東京環状7号線の内側からサービスを開始し、2013(平成25)年度末に東名阪、2014(平成26)年度末までに全国へとエリアが拡大された。
特徴
サービスモード
3つのモードがあり、ユーザーが手動で切り替えられる。
ノーリミットモード ‐ WiMAXのみ
ハイスピードモード ‐ WiMAX/WiMAX 2+
ハイスピードプラスエリアモード ‐ WiMAX/WiMAX 2+/au 4G LTE
従来のWiMAXを使う「ノーリミットモード」は通信量の制限はない。
「ハイスピードモード」は、容量制限がある。使い放題サービス「UQ Flatツープラス ギガ放題」が2015(平成27)年2月20日より月額4,880円(税別)で提供されることになっている(後述の2倍速サービス「ヤ倍速」も利用可能)。但し、2015(平成27)年4月以降は、直近3日間の通信量が3GB以上になると速度が制限される場合があるとしている。
通信速度
当初は、
2×2 MIMO
を用いたWiMAX 2.1 Additional Elements(AE)方式のサービスで、下り最大110Mbpsである。
2015(平成27)年1月30日より、新たな周波数帯域を併用するキャリアアグリゲーション技術で40MHz幅を用い、
4×2 MIMO
への進化とあわせて下り最大220Mbpsに高速化され、「ヤ倍速」としてサービスが提供されている。
なお、将来的な展望として、
4×2 MIMO
→
4×4 MIMO
→
8×8 MIMO
と進化し、
256QAM
変調方式など
LTE-Advanced
の技術を導入して、1Gbpsを実現する計画が存在する。
周波数
このサービスのために、新たに2.5GHz帯に20MHz幅の追加割当を総務省に対し求め、申請どおり割り当てられた。
この帯域は、かつてモバイル放送「モバHO!」が利用していた帯域(跡地)の大部分で、UQが現在用いている周波数に隣接している。
従来から使用しているWiMAXの2.5GHz帯は30MHz幅だが、うち20MHzをWiMAX 2+に切り替え、当面は残る10MHzのみで従来のWiMAX Release 1.0の運用を続ける。将来的には、WiMAX Release 1.0はサービスが終了するものと思われる。
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