Sound Market
読み:サウンドマーケット
外語:Sound Market
DDIポケット
(現在の
WILLCOM
)が運営していた
feel H"
用音楽配信サービス。2000(平成12)年11月30日からサービスが開始されたが、2004(平成16)年9月30日にサービスが停止となった。
目次
概要
対応機種
特徴
問題点
時期尚早か
ユーザーは気にしない
概要
DDIポケットが用意する専用サーバー上で
mp3
形式の音楽・音声データを販売していた。
料金はコンテンツにより200〜400円程度で、それと別に通信料金13円/分(1曲あたり100円程度)が掛かる。料金徴収はDDIポケットが代行し、通話料と一緒に請求されるようになっていた。
一般的な音楽データ販売の他、落語や語学教材などの販売、音声通話による視聴、CDの通販、
位置情報
を利用した最寄りCDショップ検索などのサービスも提供され、また自分のための購入だけでなく、他者のために購入することも可能となっていた。
配信システムとして「
ケータイdeミュージック
」を採用し、配信データは
ダウンロード
時に利用したセキュアMMCでのみ再生可能となる。
なお、配信データを
パソコン
に転送することはできるが、パソコンで再生することは出来ない(
著作権
保護のために暗号化されている)。
対応機種
対応端末の第一段は
三洋電機
製RZ-J90およびRZ-J91。
RZ-J90(三洋電機)
RZ-J91(三洋電機)
PS-C1(
京セラ
)
特徴
問題点
専用端末を必要とするため、feel H"端末であっても全ての機種で利用できるわけではなかった。
DDIポケットとしては、今後発売する端末ではできる限り対応させるようメーカーにお願いしていると述べてはいたが、対応端末が3機種しか存在しなかった状況は致命的だった。
当時DDIポケットに端末を提供していた
東芝
、
松下
は、最後まで対応端末を出すことはなかった。このため、サービスとしてはかなり不完全な形になったことは否めない。
時期尚早か
2005(平成17)年の段階で
携帯電話
による音楽配信は一般的になったのに対し、PHSで行なわれていた音楽配信はその直前にサービス終了という事態に陥ってしまった。
PHSでは一般的にならずに携帯電話で一般化したというサービスは多々あるが、Sound Marketはその典型と言える。
ユーザーは気にしない
WILLCOMのユーザーはスキルが高いため、
着メロ
や
着うた
は自作したり、他所から持ってきたりすることが可能で、またそのような物と割り切っている節もあり、この手のサービスがなくなっても特に問題はないらしい。
現にWILLCOMの端末は、正々堂々と
標準MIDIファイル
や
mp3
ファイル、
WAV
ファイルを着メロに指定できる機種が多くある。
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