DDIポケット
読み:ディーディーアイ-ポケット
外語:DDI pocket

 かつてあった、長距離系電気通信事業者のDDI(現在のKDDI)が設立したPHS電話会社。設立時の名称は "DDI{地域名}ポケット電話株式会社" だったが、2000(平成12)年1月に全9社が合併し "DDIポケット株式会社" となった。
 そして2004(平成16)年10月1日からは米投資会社のカーライル・グループを筆頭株主とする新会社に移行(社名は継続、資本構成はカーライルグループ60%、京セラ(株)30%、KDDI(株)10%)し、同年10月14日、2005(平成17)年2月1日頃(後に2月2日に正式決定)に社名をWILLCOMとすることが発表され、2月2日にWILLCOMへと社名が変更となった。
 DDIポケットは、αPHSα-DATAなどの汎用的な仕様を作り自由競争を促す商売を展開したことが特徴である。
 500mWという高出力アンテナによる広い通話エリアと切れにくさが自慢であった。建物の中でも窓際なら携帯電話より電波が強いことがある。またPメールなどの付加機能も人気を呼び、PHSでの占有率は第一位となった。

再検索