Snapdragon
読み:スナップドラゴン
外語:Snapdragon

 QUALCOMMが提供している、ARMアーキテクチャのCPUをベースとして各種の電力制御やセンサー、通信機能などの周辺機器を統合したSoC製品。
目次

概要
 QSDシリーズやQSTシリーズは移動通信機能を搭載し、通信機器に使われている。
 また、タブレット端末向けに、移動通信機能を持たないアプリケーションプロセッサーとしてAPQシリーズも提供している。
 2013(平成25)年現在、S1からS4までのSnapdragon Sシリーズと、200/400/600/800のSnapdragon x00シリーズが存在する。

特徴
 Snapdragonは、英語で金魚草(キンギョソウ)の意。
 このSoCで使われるQUALCOMM設計のCPUコアは、有毒な動物の名前が付けられていた。3世代目のKyroは不明
  1. Scorpion (スコーピオン) … サソリ
  2. Krait (クライト) … コブラ科の毒蛇
  3. Kryo (クライオ)

一覧
 各世代に対応する主なチップは次の通り(一覧はアルファベット順であり、性能順ではない)。
 また、数字の100の位でモデムの種類を表わすため、数字の大小と性能は無関係である。

Snapdragon S
 Qualcomm日本語サイトは更新が遅れているのか、以下がS4として掲載されたままとなっている(英語版からは消されておりx00シリーズに移動されている)。
 なお、S4 PlusのリストにあったAPQ8030の型番は、Snapdragon XXXになく、そのまま消滅したようである(代わりにXXXにはAPQ8030ABという型番がある)。

Snapdragon XXX
 かつてSnapdragon S4として発表されていたが、新しいSnapdragonシリーズに変更されているものがある。
 32ビット製品では、Sanpdragon 200のみプロセッサーコアにCortex-A5やA7などを搭載し、それ以外はKraitシリーズである。
 64ビット製品では、Kraitの後継を開発中であるため、当面はCortex-A57Cortex-A53が使われる。

Snapdragon 200シリーズ
 ローエンドで、エントリーモデル向けのシリーズ。

Snapdragon 400シリーズ
 ローエンドないしミドルレンジで、メインストリーム市場向けのシリーズ。

Snapdragon 600シリーズ
 ハイエンドのスマートフォンやタブレット向けのシリーズ。

Snapdragon 800シリーズ
 スマートテレビノートパソコン、ハイエンドのスマートフォン・タブレット向けのシリーズで、シリーズ最上位。

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