PTT
読み:ピーティーティー
外語:PTT: Push To Talk
半二重
による音声通話のこと。
目次
無線機
携帯電話
サービス
海外
日本
各社サービス名
無線機
アマチュア無線
や業務無線では、通話したい人が無線機の送信ボタンを押下して音声を送信する。ボタンを押していない場合は常に受信待機状態で、電波を受信した時にその音声を再生することになる。
その仕組みから、一斉同報通信が簡単にできるのが特徴である。
但し無線機の場合、同時に電波が送信されたときの調停機能は存在しない。そのような場合は混信による雑音が聞こえることになる。
なお、無線機の送信ボタンのこともPTTという。
携帯電話
サービス
携帯電話においてPTTとは、
トランシーバー
と同じような半二重通信による音声通話サービスの総称である。
海外
海外では広く普及しており、次のようなシステムが知られる。
InstaPoc ‐ Kodiak方式 (AT&Tが採用)
QChat
‐ QUALCOMM方式 (
Sprint
が採用)
TELUS Link ‐ Mobile Tornado方式 (TELUSが採用)
例えば、CDMA2000ネットワーク上でVoIP技術を用いてPTTを実現するシステム「
QChat
」がQUALCOMMから提供されており、Sprint向けの端末のいくつかで採用されている。
日本
海外ではこの手の通信サービスは昔から存在していたが、日本の
携帯電話
会社では2005(平成17)年の
NTTドコモ
がサービス開始したのが最初である。これは
WILLCOM
と
Vodafone
が同じ年にサービスを開始した通話定額サービスに対抗するためだと言われている。
無料通話サービスは極めて強力で、
NTTドコモ
と
au
も何らかの対応策が必要なことは明らかだった。しかし、NTTドコモとauは、その加入者数から見た通信ネットワーク容量が、通話定額をするにはどう考えても不足していた。
そこで、いかにしてもっともらしく通話定額を実現できるかを考えたところ、PTTであれば無料通話でも問題ないだろう結論になったようである。
しかし、無料通話への対抗策にも拘わらず、PTTによる通話は、有料でしか提供されなかった(NTTドコモは使い放題になるプランが存在した)。
各社サービス名
日本では各携帯電話会社が提供したが、各社ともやる気が無く、今では一つも残っていない。
プッシュトーク
(NTTドコモ) サービス終了
Hello Messenger (au) サービス終了
サークルトーク (ソフトバンクモバイル) サービス終了
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