NVM Express
読み:えぬぶいえむ-えくすぷれす
外語:NVMe: Non-Volatile Memory Express
SSD
を接続するための
インターフェイス
の一つ。略称は「NVMe」。
目次
概要
特徴
誕生経緯
インターフェイス
キュー
コネクター
概要
米
Intel
、鮮Samsung Electronics、米SanDisk、米
Dell
、米
Seagate Technology
などのSSDベンダーが参画する推進団体により策定された。
SSDの高速性を生かすため、従来のインターフェイスを置き換えるために登場した。
特徴
誕生経緯
SSD誕生当初は、
ハードディスクドライブ
(HDD)用に開発されたインターフェイスである
シリアルATA
(SATA)や
SAS
がそのまま使われていた。
しかしHDD用としては充分な速度があるものの、高速化が著しいSSDにおいては転送速度が足らず、インターフェイス自体がボトルネックとなってしまった。
転送速度は、シリアルATA 3.0やSAS 2.0の上限は6.0Gbps(600Mバイト/秒)、SAS 3.0の上限は倍の12.0Gbpsであるが、SSDの潜在能力はそれを上回っていた。
インターフェイス
NVM Expressは、インターフェイスの高速化にあたり、従来のSATAではなくPCI Expressを採用した。
キュー
キュー(命令)数は、従来のシリアルATAの
AHCI
が最大32個だったのに対して、NVM Expressは最大64kキュー(つまり最大65,535キュー)と大幅に増やされ、マルチタスク動作を前提とした仕様に変更された。
これにより、膨大なデータアクセスがあるデータセンターなどでも効率の良い処理が可能となる。ただし一般のコンシューマー用途ではここまでキュー数が多くなることはないため、一般用途に限って言えば、これ自体は高速化にはさほど寄与しない。
コネクター
NVM Express自体は制御仕様であるため、特に決まったコネクターは定められていない。
次のようなものがよく知られている。
U.2
(旧称SFF-8639) (SATA上位互換)
M.2
再検索