IrOBEX
読み:アイアーオベックス
外語:IrOBEX: IrDA Object Exchange Protocol

 IrDAで、二台のデバイス間でデータ交換(オブジェクト伝送)をするための通信プロトコル
目次

概要
 赤外線通信で、ファイルや情報の交換をするためのプロトコルである。
 ファイルまたはそれに類する情報のまとまりを、一方向に伝送するような用途に利用される。

特徴

機能
 IrOBEXはHTTPの考え方をベースに作られたクライアント/サーバモデルのプロトコルである。サーバーとクライアントで明確に機能が分かれているのが特徴で、Webサーバーとクライアントの関係に近い。
 プロトコル自体はトランスポート層に依存しておらず汎用性が高い。

レイヤー
 IrOBEXはセッション層(レイヤー5)のプロトコルで、概ね上から下に、次のような階層構造で実装される。

用途
 IrOBEXの上で、さまざまなアプリケーションが動作する。
 例えば、赤外線を利用して電話帳の情報交換などをする規格IrMCなどで、IrOBEXは広く使われている。

派生
 IrOBEXは汎用性の高い機構であり、赤外線通信以外でも使われている。
 例えばBluetoothでは、そのままOBEXとして利用されている。

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