IrCOMM |
辞書:通信用語の基礎知識 通信手順上編 (CPINFO) |
読み:アイアーコム |
外語:IrCOMM: Infrared Communications Protocol |
品詞:固有名詞 |
IrDAで、通信ケーブルを模して互いに情報交換をするための規格。
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概要 |
赤外線通信で、RS-232Cシリアルポートをエミュレーションするためのプロトコルである。
これにより、従来の有線によるデータ転送をそのまま赤外線に置きかえることが可能となる。
特徴 |
機能 |
IrCOMMはアプリケーションに対し「仮想シリアルポート」を提供し、旧来のシリアルポートを使用したアプリケーションをIrDAへ移行させることを容易にする。
RS-232Cのうち、DB9(D-sub 9ピン)にある信号は網羅される。
レイヤー |
IrCOMMはセッション層(レイヤー5)のプロトコルで、概ね上から下に、次のような階層構造で実装される。
用途 |
IrCOMMの上で、さまざまなアプリケーションが動作する。
例えば、赤外線を利用してプリンターで印刷したり、モデムを接続したりといった用途がある。携帯電話機であれば、IrMCよりも更に多機能な情報交換などに利用できる。
またNTTのICカード対応ISDN公衆電話もIrCOMMに対応しており、対応携帯端末をISDNのTAとして利用することができる。
派生 |
IrCOMMは汎用性の高い機構であり、赤外線通信以外でも使われている。
例えばBluetoothでは、ほぼ同じ機能を持つプロトコルRFCOMMとして利用されている。
リンク |
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