野良AP
読み:のら-アクセスポイント

 セキュリティを施さずに使用している無線LANアクセスポイントこと。「野良無線LAN」などとも。
目次

概要
 一般に、無線LANは第三者に使用されないように、または盗聴されないようにセキュリティ対策が施される。
 暗合化も、より強いものを、という需要に対応して、WEPWEP2WPAと移行していった。
 これに反し、そもそもセキュリティの設定を無効する者もいる。このような公共心旺盛なユーザーが提供する無線LANのアクセスポイント(AP)を、野良APという。

特徴
 野良のアクセスポイントを利用すれば、他人のアクセスポイント経由で勝手にインターネットに接続することが可能である。また、技術があれば「覗き見」をすることも可能である。
 近年問題になっている、「犯行予告」なども、野良APを使った場合の捜査の難しさなどが指摘されている。
 逆に、意図的に野良APを用意して「おびき寄せる」者もいる。このようなAPからメールの読み書き等をすると、暗号化されていないユーザーIDやパスワードが漏洩する危険性がある。つまり、「個人情報を奪う」ことを目的としたAPの可能性もある。

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