WEP2
読み:ダブリューイーピートゥー
外語:WEP2: Wired Equivalent Privacy 2
IEEE 802.11bで使われる暗号化通信プロトコルの一つ。
概要
2001(平成13)年にIEEEで承認された、従来のWEPに代わる新しいセキュリティプロトコルである。
128ビットの暗号鍵と128ビットの初期化ベクトルを実装し、WEPに対して上位互換を持つ。
基本的には鍵長を伸ばしただけであり、それ以外については殆ど変更がない。
特徴
WEPで指摘されていたセキュリティホールのいくつかを改善した。しかし、次の問題については改善されていない。
- 電子署名がなく、内容の改竄が確認できない
- そもそも暗号鍵はアクセスポイントごとに共通で、鍵さえ分かれば誰でも使える
- 利用者は、アクセスポイントの真偽を確認できない (偽装アクセスポイント設置が可能)
これらの問題を改善するのは、WPAというプロトコルにおけるTKIPからである。
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