ARPANET |
辞書:通信用語の基礎知識 通信団体編 (CYORG) |
読み:アーパネット |
外語:ARPANET: Advanced Reserch Projects Agency Network |
品詞:団体組織名 |
かつて、米国国防総省により1969(昭和44)年に作られた実験ネットワーク。
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概要 |
ARPAという名は、ネットワーク研究を推進した組織である高等研究計画局(Advanced Reserch Projects Agency)に由来している。
現在のインターネットが、爆撃などで部分的に破壊されても機能が停止しないように設計されているのも、大元が国防総省であり、そのような事態があらかじめ想定されていたためである。
ARPANETには大学や研究機関を中心に多くのコンピューターが接続され、1972(昭和47)年には公開実験が行なわれた。
特徴 |
公開実験後よりARPANETで使われていた通信プロトコルの見直しが検討され、1982(昭和57)年にその仕様が確定した。
その間4回の改定が行なわれ、TCPとIPが作られた。
さらに翌年の1983(昭和58)年には、米国国防総省によりインターネットの標準プロトコルがTCP/IPと定められ、これに伴いIPを実装した4.2BSDも配布された。
同じ頃、ARPANET内の軍事研究プロジェクトが新たなネットワークを構築し、MILNETとして分離独立した。やがてARPANETとMILNET間のルーティングが行なわれ、2つのネットワーク間の通信が可能となるが、やがてARPANETは運用を停止し、その機能をNSFNETへと引き継ぐことになる。
リンク |
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