D端子
読み:ディーたんし
外語:D connector
テレビ受像機
と、主にディジタル映像装置を接続するための放送
映像信号用
コネクター
。仕様はJEITA CP-4120(旧EIAJ CP-4120)により規定されている。
目次
概要
用途
機能
特徴
種類
一覧
D端子のピン配置
概要
用途
主にディジタル映像装置で使われているが、通信信号は実はアナログである。
名前「D」の由来は、Digitalからではなく、そのコネクターの形状がDに似ていることから、とされている。
また、D端子に流れるのは「
映像信号
」のみで、「
音声信号
」は流れない。音声は、別のケーブルによって結線する必要がある。
機能
D端子は、従来あった3本のコンポーネント映像ケーブル(Y/Cb/CrまたはY/Pb/Pr)の接続を、1本のケーブルだけで行なえるよう考案されたものである。
従って、映像信号(Y、Pb、Pr)に関しては
コンポーネント映像端子
の信号と互換性があり、変換ケーブルなども市販されている。
また、D端子は映像信号(Y、Pb、Pr)の他に、映像フォーマットを識別するための制御信号が含まれており、これらを1コネクターで接続することができる。
使われているディジタル映像装置には、次のようなものがある。
地上デジタルテレビジョン放送
受信機
BSデジタル
受信機
110度CSデジタル放送
受信機
Xbox
や
ニンテンドーゲームキューブ
等のプログレッシブ出力対応ゲーム機
特徴
種類
テレビ受信機には、標準テレビ受信機(480i)、ハイビジョン受信機(1080i)、など走査線数や走査方式の違いにより幾つか種類がある。
それぞれの映像形式に合致したD端子が用意されており、D1〜D5まであるが、一般には
D3端子
が多く用いられている。
このような名称だと、まるで各端子で形状等が違うように思えるが、実際は全てのもので端子の部品やケーブル等は同じである。
テレビ受像機
が、どの水準まで対応しているかにより、番号が決まる。番号の大きなものは、小さなものの仕様を全て含んでいる。
一覧
D端子の種類と対応する映像信号は、次の通りである。
D端子の種類
対応する映像信号のフォーマット
D1端子
480i
D2端子
480i、
480p
D3端子
480i、480p、
1080i
D4端子
480i、480p、1080i、
720p
D5端子
480i、480p、1080i、720p、
1080p
D端子のピン配置
端子は全14ピンで、機器側右上が1ピン、左上が7ピン、右下が8ピン、左下が14ピンとなる。
上
1
Y
2
Y_GND
3
Pb
4
Pb_GND
5
Pr
6
Pr_GND
7
予備ライン1
下
8
ライン1
9
ライン2
10
予備ライン2
11
ライン3
12
プラグ挿入検出GND
13
予備ライン3
14
プラグ挿入検出
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