ベストエフォート |
辞書:通信用語の基礎知識 通信用語業務編 (CYSVC) |
読み:ベストエフォート |
外語:best effort |
品詞:名詞 |
保証はしないが、最善の努力(Best Effort)はする、というスタイル。つまり信頼性などのサービス品質(QoS)を保証しない形態のこと。
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概念 |
基本的な概念 |
例えば、インターネットのIPによるパケットの送受信は、基本的にベストエフォートである。
パケットが行き先に送られるように努力はするが、必ず到達するという保証は一切されていない。これを補うために、IPの上でTCPというプロトコルを使い信頼性を上げている。
つまりインターネット自体が構造的にベストエフォートなので、ISPから利用者に提供される回線品質がベストエフォートであることは、コスト的にも理論的にも無駄がない。
速度として |
通信速度でベストエフォートと言った場合、以前からの常時接続サービスや、最近の光ファイバーによる常時接続も問わず、表示された通信速度は理論値で、これが常に実現されることはない。
なぜなら、こういった回線は超高速なバックボーンに接続されるより前に、何十、何百といった回線を一本で共有しているため、利用が一ヶ所だけなら理論上の速度があるが、もし二ヶ所から同時に利用されると最低で半分の速度にまで(理論上は)速度が落ち込むからである。
リンク |
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