SuperDisk
読み:スーパーディスク
外語:SuperDisk

 3.5インチフロッピーディスク上位互換の大容量ディスクメディアの一つ。
目次

概要
 3M(現Imation)、Compaq Computer、松下寿電子工業、OR Technologyの四社が策定した。
 1995(平成7)年に発表され、翌年の1996(平成8)年に発売された。当時は、120Mバイトの容量があったことから「LS-120」と呼ばれた。1997(平成9)年に、名称を「SuperDisk」へと改めている。
 また、後継として2001(平成13)年1月31日に240Mバイトを記録できるSuperDisk 240が発表された。

特徴

フロプティカル
 フロプティカルディスクの基本特許を持っているInsight PeripheralとOptics Researchが共同出資して作られたのが、策定に参画しているOR Technologyである。
 つまりSuperDiskの基本技術はフロプティカルと原理的に同じで、レーザーサーボを利用し記録密度を高めたフロッピーディスクである。

媒体
 この媒体には、3Mの開発したメタル塗布磁性体(MP)ディスクを使用する。
 また従来の2DD/2HDフロッピーディスク(720Kiバイト、1.44Miバイトのほか1.2Miバイト(NEC方式と東芝方式)に対応)と、広範な上位互換性を有している。

FD32MB
 特殊フォーマットの採用で、従来の2HDフロッピーディスクに32Mバイトのデータを記録する技術「FD32MB」が搭載された。
 この機能は、新型(240Mバイト対応)ドライブの一機能として搭載されていた。

対抗製品と普及
 対抗製品にZipHiFDUHC等様々ある(あった)。
 この中では圧倒的に速度が遅く、アクセス速度はZipの約半分で約200Kバイト/秒(173Kバイト/cBeat)〜400Kバイト/秒(346Kバイト/cBeat)程度である。
 フロッピーディスクとの互換性から一気に普及するかと思われたが、全然そのようなことはなく、今やメディアの新規調達にも苦労する始末である。

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