ScrollLockキー
読み:スクロール-ロックキー
外語:ScrollLock key

 PC/AT互換機キーボードにあるファンクションキーの一つで、その名の通り画面スクロールを停止するのに使うロックキー
目次

概要
 PC/AT互換機のキーボードに数ある用途不明のキーの中でも、上位を争う用途不明なキーである。
 
 Lockが有効の間はご丁寧にもキーボード上のLEDが点灯するが、どのようにLockするのかは、ソフトウェアの実装に依存する。そもそも対応しているソフトウェアの方が少ない。
 また上手い使いみちもなかなか思いつかないため、キーボード上で一位二位を争う無用なキーと考えられている。

特徴

用途
 MS-DOSの時代に使われていたとされるが、どのようなソフトウェアで使われていたのかは定かではない。
 DIRやTREEといったコンソールアプリケーションでは、ScrollLockキーが有効であっても構わずスクロールする。一旦止める時は隣のPauseキーを使うことになっている。

Breakキー
 キートップには表記がないが、MS-DOSやWindowsでは、Ctrlキーを押しながら押すとBreakキーとして機能する。
 一般にBreakキーはCtrlキー+Pauseキーとするが、実はCtrlキー+Scroll Lockキーでもよい。

メモリーダンプ
 Microsoft Windows Server 2003では、右Ctrlを押しながらScroll Lockを2回押すと、キーボード操作でメモリ ダンプ ファイルを作成できるとされる。
 デバイスドライバーは、この操作を認識すると、C:\Windows\MEMORY.DMP ファイルを生成する。

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