S-VHS
読み:エスヴィーエイチエス
外語:S-VHS: Super VHS

 家庭用ビデオテープ及びビデオデッキの標準規格の一つ。
目次

概要
 従来のVHSと同サイズのテープを利用し、さらに画質を高めた規格。VHS 10周年の1987(昭和62)年に発売された。
 S-VHSは、ハイバンドβと同様の手法で輝度信号記録帯域を5.5MHzへと高めた。基本的にはこれだけで、色度信号については何も手を付けていない。これにより水平解像度が400本以上となった。

特徴

テープ
 使用できるテープは、次の2種類である(S-VHSより後に登場したものは省略する)。
 S-VHSテープのカセットの裏には認識穴があり、それを用いてビデオデッキが自動的にS-VHSテープを認識し、録画することが可能。
 このS-VHSテープは従来のVHSビデオデッキでの使用も考慮されており、その場合は相性があるものの、高級VHSテープとして使用することができる。

S-VHS 簡易再生
 S-VHSで録画したものは、S-VHSビデオデッキ(および後継のD-VHSビデオデッキなど)でしか再生できない。
 その後、従来のVHSでもS-VHS録画されたテープをVHS並の画質で簡易再生する機能「SQPB」(S-VHS簡易再生)が搭載された。

S-VHS ET
 ノーマルのVHSテープにS-VHS信号を記録するS-VHS ET技術も登場した。
 S-VHS ET対応のS-VHSデッキで、VHSテープ使用時に、この記録方法が使用できた。

後継

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