ハイバンドβ
読み:ハイバンドベータ
外語:Highband beta
従来のBetamaxより、輝度信号変調キャリア周波数を800kHz高く(FM周波数偏移 = 帯域は200kHz広く)したもの。
概要
帯域が広がったβなので、ハイバンドβと命名された。
最初の搭載機種は、ジョグダイアルブームの火付役SL-HF900で、β10周年の1985(昭和60)年のことだった。
特徴
ハイバンドβは、Beta Hi-Fiの開発において誕生した。
映像と同一ヘッドでHi-Fi音声信号(専門的にはAFM[Audio FM])記録することになるが、これはFDMで行なう。そのために、従来色度信号と輝度信号を記録していた間に挿入する必要があったが、そのままでは色度信号に影響が出てしまうほか、水平解像度も減らす必要が生じた。その対策として輝度信号のキャリアを高くすることが必要になり、ハイバンドが誕生した。
なお、輝度信号はFM記録、色度信号はAM記録である。これはVHS/S-VHSや8mmも同じである。
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