NetBSD/landisk
読み:ネットビーエスディー-ランディスク
外語:NetBSD/landisk
SH-4を搭載したアイ・オー・データ機器のNAS製品LAN DISK向けのNetBSD実装のこと。32ビット版NetBSDである。
概要
SH-3やSH-4はNetBSDにとっては主力のCPUではなく、このためティアIとなるポートがない。
ゆえにNetBSD/landiskはティアIIとなる実験的なポートだが、しかし他社ネットワーク製品含めて様々な製品に応用・採用されており、比較的よくメンテナンスされている。このため、NetBSDはSH-3やSH-4で安心して使える数少ないOSとして重宝されている。
なお、Giga LAN DISK(HDL-Gシリーズ)などは時代を反映してかCPUがARMとなっており、この製品はNetBSD/evbarmポートにて対応となっている。
特徴
SHをCPUに用いたLAN DISKで公式に採用されているOSはLinuxであり、ファイル共有をSambaで実現するというコンセプトの機器であるが、第三者によりNetBSDの移植に成功した。従って、このポートはメーカーが直接開発しコミュニティに寄贈したというものではない。
公式サイトの履歴などによると、NONAKA Kimihiro(埜中公博)(@nonakap)によってLAN DISKに移植され、2006(平成18)年9月1日にNetBSD/landiskポートがインポートされた。NetBSD 4.0がLANDISKに対応した最初のリリースである。
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