Microsoft Windows 8
読み:マイクロソフト-ウィンドウズ-エイト
外語:Microsoft Windows 8
Windows 7
の後継として、
パーソナルコンピューター
および
タブレットコンピューター
用に開発された
Microsoft Windows
。元々コードネームだったが、それが正式な商品名となった。
目次
概要
由来
動作環境
アプリケーション
バージョン
沿革
エディション
特徴
インストール要件
機能
復元機能
USB 3.0
Windows To Go
補足
チャーム
シャットダウン方法
概要
由来
Windows 7の後継
オペレーティングシステム
(OS)である。
Windows 7はバージョン6.1なのに7という意味の分からない名前だったが、こちらもバージョン6.2だが8という名前らしい。
2012(平成24)年10月26日に米国や日本などで発売が開始された。
動作環境
従来どおりのx86環境に加えて、新たに
ARMアーキテクチャ
への対応を追加する。
ただしx86版とARM版とには相互の互換性はないため、ARM版Windows 8でx86用アプリを動作することは出来ず、その逆も同様である。
そこで、共通のバイナリ(実行ファイル)を動作させることができる、新しい
ユーザーインターフェイス
(新UI)が用意され、この環境でのプログラミング用フレームワークとして
WinRT
が用意された。なお、このUIには特に名前はないが、Windows 8-style UIやModern UI(旧称Metro)とも呼ばれている。
また従来のスタイルのデスクトップアプリケーションについては
.NET Framework
が更に活用されることが期待されている。
アプリケーション
Windows 8では、次のアプリケーションが存在することになる。
既存デスクトップアプリケーション
新UIアプリケーション
バージョン
2012(平成24)年10月26日: Windows 8 (6.2.9200)
後継は
Windows 8.1
である。
沿革
2011(平成23)年9月14日12:00
(JST)
(@166): Developer Preview公開 (6.2.8102)
2012(平成24)年10月26日: 一般販売開始 (6.2.9200)
エディション
x86(32ビットおよび64ビット)向け
Windows 8
Windows 8 Pro
ARM向け
Windows RT
Software Assurance契約ユーザー向け
Windows 8 Enterprise
特徴
インストール要件
Windows 8のインストール要件は以下のとおり。
1GHz以上のCPU
1Giバイト以上のメモリー
16Giバイト以上のハードディスク空き容量
1,366×768ピクセル以上の解像度
CPUについては、
PAE
、
NXビット
(XDビット)、
SSE2
に未対応のCPUには対応していない。つまり、Windows 8ではNXビット(XDビット)必須になった。
機能
復元機能
いつでも工場出荷状態に戻せる機能が標準装備される。
ウイルスに感染した、ソフトウェアの不具合など様々な事情でシステムが正常稼動しなくなった時のための機能である。
Reflesh your PC without affecting your files
Reflesh your PC and startover
メーカー製PCのプリインストールWindowsであればおなじみだが、自作PCでも同様のことが可能となる。二種類あるのは、ユーザーファイルを残すかどうかを選ぶためである。
USB 3.0
Windows 8から、
USB 3.0
に標準対応する。
ホストコントローラーは、従来の
UHCI
、
OHCI
、
EHCI
に加えて
xHCI
に対応する。
Windows To Go
USBメモリー
にWindows 8を入れ、持ち歩いて使える機能である。
使用したマシンのハードディスクなどに影響を与えずに利用できる。
少ないPCを複数の人が共用する場合、会社のデスクトップと移動中のノートPCで同じ環境を実現する、といったことが可能。またBitLockerなどの暗号化技術も利用できるため、USBメモリーの盗難などでも安全である。
従来BIOSならUSB 2.0まで、UEFIならUSB 3.0対応で起動できる。
補足
チャーム
設定やスタート画面に戻るアイコンが並んだ「枠」をチャーム バーといい、ここに並んだいくつかのアイコンをチャームという。上から順に「検索」「共有」「スタート」「デバイス」「設定」の各チャームがある。
スタートメニューのないWindows 8で重要なインターフェイスでありながら、説明無しでチャーム バーを表示できる人は少ない。
マウス操作では、画面の右上隅または右下隅にカーソルを合わせると、チャーム バーが表示される。
タッチ操作では、画面右端に指を置き、内側に向かってスワイプ((画面を指ですべらせる操作) すると、チャーム バーが表示される。
キーボード
操作では、Windowsキーを押しながら [C] キーを押すことで、チャームバーが表示される。
シャットダウン方法
Windows 8ではStartボタンがなくなり、あらゆる操作が煩雑化し不便になっている。
シャットダウンの方法は直感的でないが、Windowsキー+[I]で「設定」チャームを呼び出し、「電源」を選択する。
あまりにも面倒なので、シャットダウンするためのフリーソフトウェアなども作られ公開されている。
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