MSX
読み:エムエスエックス
外語:MSX: MicroSoft X
MSXシリーズ
の初代。後続機を併せた総称としてのMSXと区別するためMSX1やMSX(1)などとも呼ばれるが、正式名称は単にMSXである。
目次
仕様
部品まわり
メモリー関連
I/O
CPUクロック
仕様
部品まわり
主要部品は次の通り。
CPU
‐
Z80
(Z80A)互換品
VDP
‐
TMS9918
相当品
PSG
‐
AY-3-8910
相当品
これらを制御するために、専用のBASIC言語として
MSX BASIC
Ver 1.0が用意された。
メモリー関連
RAM容量は8Kiバイト、16Kiバイト、32Kiバイト、64Kiバイトからの選択である。
BASICからは32Kiバイトまでしか利用できないため、BASICしか使わない場合は32Kiバイトあれば充分だが、
MSX-DOS
を利用するためには64Kiバイトが必須となる。
I/O
ジョイスティック
および
マウス
接続用に、
ATARI仕様
の
DB9
(D-sub 9ピン)端子が用意された。
これはNECの
PC-8800シリーズ
などと同仕様で、MSX用マウスを88で使うこともできた。
ちなみに最大2個までのジョイスティック端子は、内部でPSGであるAY-3-8910の汎用I/Oポートへと接続される。
CPUクロック
CPUのZ80AはNTSCの色副搬送波周波数3.579545MHzで動かしている。
しかし遅かったため、機種により高速な互換CPUである
HD64180
が使われたものもあった。
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