TMS9918
読み:ティーエムエス-きゅうきゅういちはち
外語:TMS9918

 米Texas Instruments社の開発したVDP
目次

概要
 コンポジット映像信号(アナログテレビ信号)を出力し、家庭用アナログテレビに映像を表示できるLSIとして一世を風靡した。
 日本国内だけでも、次のようなさまざまなマシンに使用された。

特徴

表示機能
 画面はテクスト画面2モード、グラフィック画面2モードの計4モードを持ち、自在に切り換えて使える。

スプライト
 単色ながら、16×16ドット、最大32枚(横に最大4枚まで)のスプライト機能がある。
 ちなみにMSXでは「スプライト」と呼んだが、ぴゅう太では「アニメ」と呼ばれていた。
 スプライトには衝突判定機能があり、ゲーム作りに有用である。

制御
 VDPは、CPUからI/Oポート経由でVDPコマンドと呼ばれるコマンドを受けることにより稼働する。
 VDPのレジスター設定やVRAMの読み書きなどは全てVDPコマンドを用いることになる。
 VRAMのためにCPUのメモリー空間を消費しなくて済むという利点があったが、I/Oポート経由でしか読み書きできなかったため遅いという弱点もあった。

再検索