HD64180
読み:エイチディーろくよんいちはちゼロ
外語:HD64180
日立製作所の
半導体
部門(現ルネサス)の開発した
Z80
上位互換の
8ビットマイクロプロセッサー
の一つ。
目次
仕様
特徴
CPUコア
命令
IX/IYレジスター
仕様
Z80互換コアに加え、次のような機能を有する。
1MiバイトのMMU
シリアルインターフェイス
2つのDMA
2つのUART(最大512kbps)
2つの16ビットタイマー
クロックシリアルI/O
オンチップ発振器
電源切断モード
メモリー空間
は最大1Miバイトである。
特徴
日立の開発した高速版Z80だが、その後本家ザイログからもセカンドソースとして
Z180
が発売された。
CPUコア
CPUコア自体は実行クロック数が減り高速化され、さらに8ビット同士の乗算命令が追加されている。
またDRAMのリフレッシュ回路を内蔵しており、DRAMが利用できる。
命令
追加命令は10個ある。
IN0
OUT0
OUTDM
OUTDMR
OUTIM
OUTIMR
TSTIO
MLT
TST
SLP
IN0〜TSTIOは
I/Oポート
アクセス命令、MLTが乗算命令、TSTはAND演算比較命令、SLPはスリープモード移行命令である。
IX/IYレジスター
このマイクロプロセッサーは、Z80の未定義命令であるIX/IYを8ビットで使う機能には対応していない。
かつて、ビクターのMSX2に採用されたこともあったが、この互換性が問題となった。
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