JITコンパイラー
読み:ジャストインタイム-コンパイラー
外語:JIT Compiler: Just In Time Compiler

 中間言語インタープリター形式のプログラミング言語で用いられる高速化の技法の一つで、あらかじめネイティブなコードに変換して実行するもの。
目次

概要
 JVM.NET Frameworkなど仮想計算機(VM)で動作する各種言語では、中間言語を実際に実行する際、あらかじめオペレーティングシステム(OS)のネイティブなコードにコンパイルする。
 この時に使われる、中間言語→機械語のコンパイラーが、JITコンパイラーである。
 例えば、JavaであればJavaバイトコード.NET Frameworkであれば共通中間言語(CIL)を元に、機械語を作る。

特徴
 出力されるものは機械語であるため、オペレーティングシステム/CPUが直接実行することが可能。このため、仮想計算機で実行するよりも高速化することができる。また、中間言語の汎用性も損なわれない。
 プログラムの変換に際して、元の中間言語と変換後のネイティヴコードを格納する必要があり、メモリーを多く必要とするという問題がある。
 また、一部のJavaプログラムはJITコンパイラーで正常に稼働しないという問題もある。

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