ICカード
読み:アイシーカード
外語:IC card
フラッシュメモリーや、それを制御するマイコン等を内部に搭載したカード。
概要
従来の磁気カードと比べて格段に大容量である。
情報の暗号化などにも対応でき、磁気カードと比べて情報の改竄に強いため、定期券やクレジットカード、プリペイドカードへの応用が実用化されている。
特徴
種類
ICカードは、そのハードウェア的な側面から、次のように分類できる。
接触の違い
接触型は、クレジットカード等で使われている。接触によるカード表面や読み取り機の摩耗や損傷が生じる欠点があるほか、接点があるためカードの形状が制約される、セキュリティレベルが比較的低いなどの弱点もある。
非接触型は、IC乗車券など様々に使われている。接触面を持たないため、カード表面も読み取り機も損傷が少ない。非接触のためカードの形状も自在でカード型でないものもあるほか、セキュリティレベルが比較的高いことも利点となっている。
通信方式
非接触ICカードは電波を使って通信するが、その通信方式の違いによって、次のように分類できる。NFCIP-2はNFCIP-1の上位互換である。
- NFCIP-1 (ISO/IEC 18092、ECMA-340、ETSI TS 102 190)
- NFCIP-2 (ISO/IEC 21481、ECMA-352)
日本ではType A/B/FeliCaの全てが使われているため、全てを読み書きするためにはNFCIP-2対応の装置が必要となる。
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