光ディスク
読み:ひかりディスク
外語:Optical Disc
光学的に読み取るように作られた
ディスク
型のメモリー媒体(
光メモリー
)のこと。
目次
概要
特徴
記録方法
世代
第一世代
第二世代
第三世代
第四世代
分類
概要
現在利用される記録方式は大きく3つあり、光、磁気、そして両方を組み合わせる
光磁気
である。
そのうち磁気を利用しない、純粋な光メディアとしては
CD
、
LD
、
DVD
、
Blu-ray Disc
のようなものが挙げられる。
PD
、
DVD±RW
、
BD-RE
のような
相変化ディスク
と呼ばれるものも、磁気を介さず
レーザー
だけで記録を行なっているため、光ディスクの範疇に含まれる。
特徴
記録方法
例えば、DVDを例とすると、媒体により様々な方式が採用されている。
プレスされたDVDは、CDと同様にピット(突起)の有無を読み取る純粋な光ディスクである。
DVD±Rは有機色素を用いて書き込むもので、これも反射率の差を利用した光ディスクである。
DVD±RWとDVD-RAMは相変化を用いて書き込むもので、これも反射率の差を利用した相変化ディスクである。
世代
光ディスクは、誕生時期に応じて、次のような世代に分類できる(順不同)。概ね10年ごとに世代交代している。
第一世代
1980年代に登場した最初のもの。記録再生には780mm程度の赤色半導体レーザーを用いる。
容量は12cm媒体で700Mバイト程度である。
LD
CD
(
CD-ROM
)
DDCD
ML-R
PD
‐
松下電器産業
(現・
パナソニック
)
第二世代
1990年代に登場したもの。第一世代と同様に記録再生には
赤色半導体レーザー
を用いるが、
650nm
程度に波長が縮まっている。
容量は12cm媒体で4.7Gバイト程度で、第一世代の7倍程度に向上した。
GD-ROM
MMCD
‐ DVDの原型の一つ
SD
‐ DVDの原型の一つ
DVD
(
DVD-ROM
)
MVDISC
/
MMVF
EVD
‐ 支那のDVD後継ディスク
SACD
ニンテンドー ゲームキューブ用8cmディスク (松下電器産業 光ディスクテクノロジー)
Wii用12cmディスク
UMD
DataPlay
Optical Digital Data Disk Storage Systems
第三世代
2000年代に登場したもの。記録・再生には
405nm
程度の
青紫色半導体レーザー
を使用する。
容量は12cm媒体で25Gバイト程度で、第二世代の5倍程度にしか向上していない。
Professional Disc
Blu-ray Disc
(
BD-ROM
)
AOD
‐ HD DVDの原型
HD DVD
(HD DVD-ROM)
第四世代
現在は研究中の世代であり、商品化はされていない。
HVD
(Holographic Versatile Disc)
分類
具体的な商品や技術に、次のようなものがある(順不同)。
(狭義の)光ディスク
CDシリーズ
CD
(
CD-ROM
)
CD-R
ML-R
SACD
LD
DVDシリーズ
DVD
(
DVD-ROM
)
DVD-R
DVD-R DL
DVD+R
DVD+R DL
Blu-ray Discシリーズ
Blu-ray Disc
(
BD-ROM
)
BD-R
HD DVDシリーズ
HD DVD
(HD DVD-ROM)
HD DVD-R
UMD
‐ ソニー
相変化ディスク
CDシリーズ
CD-RW
ML-RW
DVDシリーズ
DVD-RW
DVD+RW
DVD-RAM
Blu-ray Discシリーズ
BD-RE
HD DVDシリーズ
HD DVD-RW
HD DVD-RAM
HD DVD
Professional Disc
AOD
‐ 東芝研究開発センター、NEC
EVD
‐ 支那
MMCD
‐
ソニー
MVDISC
/
MMVF
‐
NEC
、NECホームエレクトロニクス(NEC-HE)
PD
‐
松下電器産業
(現・
パナソニック
)
SD
‐
東芝
・松下電器産業(現・パナソニック)
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