スタンダードモード
読み:スタンダードモード
外語:standard mode
Windows 3.0とWindows 3.1にある動作モードの一つ。80286のプロテクトモードを利用した動作モード。
概要
Windows 3.xは80286も動作対象に含まれていたため、その機能を生かすべく搭載された動作モードが、スタンダードモードだった。
i386以降を搭載したパーソナルコンピューターでは自動的に386エンハンスドモードとなるが、起動時のオプションに「/S」を付けるとスタンダードモードで起動する。
特徴
XMSを利用しており、1Miバイトを超え、最大で16Miバイトまでのメモリーにアクセスすることができる。
初期のOS/2と同様の動作モードといえる。しかし80286は仮想86モードを持たず、またリアルモードへ移行できない。このためDOS互換環境を提供することが事実上不可能で、あまり実用にならず、このモードは殆ど使われることはなかった。
そして、Windows 95以降では、80286は対応環境から除外されたため、この動作モードも廃止されている。
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