Cドライブ
読み:スィー-ドライブ
外語:C drive
ドライブレター
がC:となる
ドライブ
のこと。一般に起動用
ハードディスクドライブ
である。
目次
概要
特徴
パーティションとの関係
使われかた
概要
CP/M
に端を発し、
MS-DOS
、そして
Windows
と受け継がれてきたものがドライブレターである。
古くDOSの時代はフロッピーディスクドライブ(FDD)と呼ばれる媒体が使われており、
PC/AT互換機
では2台ぶんをA:とB:で予約し、ハードディスクドライブはC:以降から割り当てた。
FDDが廃れた現在でもA:やB:はあまり使われず、C:から順番に割り当てるのが一般化している。
なお、NECの
PC-9800シリーズ
及びその互換機用MS-DOSでは起動ディスクにA:が割り当てられるのが一般的だった。
特徴
パーティションとの関係
一つのハードディスクドライブを複数の
パーティション
に分けることが可能で、その場合は各パーティションごとにドライブレターが割り当てられる。
自動的に割り当てられる場合、パーティションの1番目から順番に割り当てられることになるが、MS-DOSやWindowsと無関係のパーティションがあった場合はドライブレターの割り当てから飛ばされる。
従って、一つのドライブに複数のOSが存在する環境で、1番目のパーティションにLinuxなど、2番目のパーティションにWindowsが入っていたとすると、Windowsから見た時は2番目のパーティションがCドライブということになる。
使われかた
OSがインストールされるドライブであるため、OSに関する様々なファイルが置かれている。
MS-DOSの時代は、OS自体がディレクトリ機能を活用していなかったため、システムファイルの類は全て
ルートディレクトリ
に置かれていた。
Windowsでは、各ユーザーごとの情報置き場も用意されており、各ユーザー用の「
デスクトップ
」や「マイ ドキュメント」用のフォルダーが用意されている。元々マルチユーザーOSだったUNIXなどとはことなり、WindowsはシングルユーザーOSが基でマルチユーザーは後からの拡張であるため、やや不自然な機構となっている。
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