DMI
読み:ディーエムアイ
外語:DMI: Direct Media Interface
Intelの、ノースブリッジとサウスブリッジを接続するためのインターフェイス。仕様は非公開であるため、大まかな部分しか知られていない。
概要
ノースブリッジとサウスブリッジ間を1対1で接続するためのインターフェイスで、従来のHubLinkに代えてICH6から採用されたマザーボード用のバスである。
CPUの構成が変わり、特にノースブリッジ相当は世代と共に大きく様変わりしても、このDMIは汎用性が高いことから長く使われ続けている。
Core 2の時代はMCH、Core i7の時代はIOH、Core i7/Core i5の廉価版でLGA1156採用製品の場合はCPU自体にノースブリッジ相当が内蔵されているが、いずれもサウスブリッジとノースブリッジ機能との通信にDMIを使う。
特徴
かつてのHubLinkの転送レートは266MHz〜533MHzと低速であった。DMIでは、DMI 1.0で2.5GT/秒、DMI 2.0で倍速の5GT/秒に高速化された。
DMIの物理層はPCI Expressである。ICHはICH6からPCI Expressに対応したことから、この技術をベースに、プロトコルを変更してDMIが作られた。
2.5GT/秒のDMI 1.0ではPCI Express Gen1 ×4がベースになっており、やがてMCHがPCI Express Gen2に対応したことに合わせ、ICH側も改良、DMIもGen2をベースとし5GT/秒に高速化された。
再検索