サウスブリッジ
読み:サウスブリッジ
外語:south bridge

 2チップ構成のチップセットにおいて、ノースブリッジに接続されるチップのこと。CPUより遠い側のチップ。
目次

概要
 サウスブリッジは、CPUに依存しないような各種のI/Oを担うことが多いプロセッサーである。
 Coreアーキテクチャー時代のものは、基本的には次のような機能を持っている。

特徴

PCIスロット
 今となっては、通常のPCIスロットはレガシーなものであり、サウスブリッジの担当である。
 現在、ノースブリッジが直接扱うのはPCI Expressである。

ATA
 ハードディスクドライブなどを接続するATAは、今も昔もサウスブリッジの担当である。
 昔との違いといえば、昔はパラレルATA、今はシリアルATA、といったところである。

USB/Ethernet
 昔は、RS-232Cなどのシリアルポートや、プリンターポートなどのパラレルポートが使われたが、今となっては過去の遺産である(RS-232Cはかろうじて生きてはいるが)。
 今、サウスブリッジが提供するのはUSBである。製品によってはIEEE 1394を提供するものもあるが数は少なく、そのような場合、サウスブリッジにPCIバス経由でIEEE 1394コントローラーを接続するのが一般的である(マザーボード内蔵の場合も同じ)。

レガシーデバイス
 レガシーデバイスにも様々あるが、例えば次のようなものである。
 昔は、こういったものもサウスブリッジで処理されていたが、その需要の低下もあり、今ではサウスブリッジから省かれていることが多い。この場合、これらを処理するI/O コントローラー・ハブをサウスブリッジに接続して用いることになる。

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