リッピング |
辞書:電算用語の基礎知識 計算機技術用語 (TCYOGO) |
読み:リッピング |
外語:ripping |
品詞:さ変名詞 |
剥ぎ取ること。CD-DA(音楽CD)やDVD-Videoなどから、音楽や映像を取り出すことを言う。
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概要 |
CDやDVDに格納された情報をパーソナルコンピューターなどにファイルとして読み出すには、専用のツールが必要になる。そのようなツールを一般にリッパーまたはリッパーソフトという。
なお、こうして得られた音楽や映像のデータをネット等で配布すると著作権法違反(公衆送信権の侵害)という重い犯罪になるので、決してしてはならない。個人的に楽しむに留めるべきである。
特徴 |
CD-DA |
CDの音声情報もディジタルのデータではあるが、CD-ROMに格納されたデータとは形式が異なり、ファイルの形式にはなっていない。
従って、パーソナルコンピューターからCDを参照しても、ファイルをコピーするように簡単にはトラックを抜き出すことはできない。
リッパーを使用してCDから音楽情報を抜き出すと、通常は、16ビット、44.1kHz、ステレオ、PCM形式のWAVファイルが作られる。これがCDに記録された音楽の正体である。
なお、リッパーに圧縮する機能などがあれば、これがmp3などになって出て来たりもする。
DVD-Video |
DVDはCDと違いプロテクト(CSS)が掛けられているので、そう簡単には映像が抜き出せないはずだった。しかし程無くしてこのアルゴリズムもクラックされ、無事に抜き出せるようになりDVDは普及したのである。
リッピングから可視聴形式への変換までの手順は、概ね次のようになる。
字幕の情報も欲しい等の場合は、また別途、それなりのソフトウェアが必要で、最終形式もAVIではなくMatroskaなどにする。
リンク |
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