マイクロドライブ
読み:マイクロドライブ
外語:Microdrive

 IBM製のCF+ Type II規格(36.4mm×42.8mm×5mm)の超小型ハードディスクドライブカード。
目次

特徴
 1999(平成11)年6月28日に340Mバイトの製品が発売され、2000(平成12)年9月29日には1Gバイトの製品が登場した。
 同サイズのフラッシュメモリーカードに比べ、大容量、低価格。動作音が有り、耐衝撃性が少し弱いなどの特徴がある。
 プラッタの口径は1インチ(2.54cm)程度であり、500円玉より少し小さい程度の径である。

関連情報

商標権
 アメリカではIBMの、日本ではHGST(かつての日立グローバルストレージテクノロジーズ)の商標である。
 しかし、現在では様々なメーカーより販売されているCF+ハードディスクの通称が未定のため、これらを総じてマイクロドライブと呼んでいる。

撤退
 大容量という点でかつては有利だった。だが、半導体メモリー(フラッシュメモリーなど)が大容量化、低価格化すると市場はこちらへ置き換わり、マイクロドライブは需要が激減した。
 かくして、HGSTは2007(平成19)年末にマイクロドライブ事業からの撤退を発表し、口径1インチ(2.54cm)型の生産は終了した。

対応機器
 CF+ Type IIスロット搭載のデジタルカメラなどで利用できる他、PCカードアダプターを使うことで一般的なノートパソコンでも利用できる。
 但し一部の製品では、電源容量の問題などにより、CF+ Type IIスロット搭載機種でも利用できないものがある。

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