マイクロソフト プロダクト アクティベーション
読み:マイクロソフト-プロダクト-アクティベーション
外語:MPA: Microsoft Product Activation
Microsoft製ソフトウェアで正式に採用されている不正コピー防止のための認証のこと。
概要
Microsoft WindowsやMicrosoft Office製品、ならびにMicrosoft Visioなど、2001(平成13)年以降に発売されたMicrosoft製ソフトウェアで正式に採用されている不正コピー防止のための認証のこと。
Office 2000のリリース時に一部の国で試験的に導入され、Office XP、Visio 2002、Windows XPでは世界的に採用されている。
特徴
手順
製品のインストール後、ユーザーに「アクティベーション」または「ライセンス認証」と呼ばれる手続きを要求し、正規に購入された製品である場合にのみ継続使用できるようにする。
この手続きでは、製品のプロダクトキーと、使用中のハードウェア構成から生成されたハッシュがマイクロソフトに送信される。同じプロダクトキーの製品を使用許諾契約で許可されている数よりも多くのコンピューターにインストールしようとしてもアクティベーションに失敗し、一定期間後に機能制限が加えられることになる。
Office製品やVisioなどでは50回起動、Windowsでは初起動から30日間が期限である。
範囲
アクティベーションは、この方式を採用しているパッケージ製品を購入したすべてのユーザーに要求される。但しボリュームライセンスプログラムを通じてライセンスを購入した場合は要求されない。
実際の手続きとしては、画面の指示に従ってプロダクトキーを入力し、インターネット経由で情報を送信する方法と、カスタマーサービスセンターに電話を掛ける方法がある。前者の方法は大抵数秒から数分で完了し、難しいものではないことは確かである。
難点
アクティベーションはユーザー登録とは異なるため、手続きの間に個人情報が送信されることはない。但しアクティベーションと同時にユーザー登録を行なうこともでき、その場合はユーザー登録手続きの一環として個人情報が要求される。
ドングルや起動ディスクなどを必要としない点が特徴で、その点を革新的だとマイクロソフトは考えているらしい。
使用するコンピューターのハードウェア構成が変更になった場合(ディスクドライブを増設した、ビデオカードを変更した等々)の場合も再度同様の手続きが要求されるため非常に面倒で、かなり不評であるようだ。
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