フラッシュファイルシステム
読み:フラッシュファイルシステム
外語:flash filesystem
フラッシュメモリー用として設計されたファイルシステムのこと。
概要
フラッシュメモリーは、ハードディスクドライブなどは大きく異なる特徴を持っている。
- 読み書きの回数(特に書き換え回数)に制限がある
- 一つのブロック(セクターに相当)が非常に大きい (64Kiバイト程度)
- 遅い
特に書き換え制限についての対応は必須となり、これをウェアレベリングという。こういったフラッシュメモリー独特の構造に対応しながら、ファイルシステムを実現させるための機構を、フラッシュファイルシステムという。
特徴
次のようなものがある。
現在主流のNAND型フラッシュメモリーでは、YAFFS2やJFFS2が主流となっている。
補足
こういったファイルシステムは内部的に用いる場合に使われる。
いわゆるUSBメモリーと言った外部用途の場合は、OSの仕様に合わせる必要があるため、互換性を重視してFATが使われる。FATであれば、古いWindowsから、FreeBSDやLinuxなどのPC UNIXまで様々な環境で利用できる。しかし、FATはウェアレベリングもなく、効率も悪く、フラッシュメモリーには向いていない。
また、内部的な利用でも、Android 2.3はファイルシステムにext4を採用、MeeGoもファイルシステムにBtrfsを採用しているとされる。これらもハードディスク用であり、ウェアレベリングやバッドブロック管理機能などは無い。
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