nou-darake |
辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO) |
読み:のうだらけ |
外語:ndk: nou-darake |
品詞:名詞 |
遺伝子の一つ。
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概要 |
この遺伝子は、脳細胞を作る物質を脳内に留める働きがある。
そのため、この遺伝子が発現すれば、頭以外に脳細胞が出来ることはない。しかし、この遺伝子の動きを止めると、脳が全身に出来てしまう。
この遺伝子は、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターの阿形清和・ディレクターらが、原始的な動物であるプラナリアから発見し、2006(平成18)年10月10日にプレス発表した。
特徴 |
応用 |
これを応用すると、将来的には人間の全能性幹細胞から脳の神経細胞を作り出し、延いては脳の治療に役立てることが可能となると期待される。
名称 |
この遺伝子は、nou-darake(脳だらけ)と命名された。
通常はこの遺伝子が機能しており症状は出ないが、もしこの遺伝子を失うと脳だらけになってしまう症状が出る。このような時、この欠失時の症状から遺伝子名が付けられることがあり、nou-darakeもこのような命名法により名付けられたものである。
リンク |
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